~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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協会賞は三谷さんの日本画に 『第73回全道展』

 

 公募の全道展が始まり絵画、版画、彫刻、工芸の4部門で一般公募の入賞作品27点、入選177点と会員、会友の作品合わせて446点が展示されている。
 最高賞の全道美術協会賞は、おといねっぷ美術工芸高校教諭、三谷佳典さん(31)=上川管内音威子府村=の人が『内緒の手紙』(150号)に。三谷さんは、昨年初出品で北海道新聞社賞を受賞している。今回の受賞作は、女性が手紙を書いている姿を上部からややモノトーン調で描き内面性を追究している。
 300点を超える絵画は、具象から抽象まで壁面に2段掛けで展示され迫力感が広がっている。
 北海道新聞社賞は、絵画の金子圭太さん=札幌市厚別区=、八木賞は佐藤真康さん=帯広市=が受賞した。
 新会員に梅津美香さん(帯広市)友末智子さん、山本美登里さん(札幌市)渡邉範子(旭川市)が推挙された。

 札幌市中央区南2東6、札幌市民ギャラリーで24日まで。


 ◆写真は一番左側が三谷佳典さんの協会賞受賞作『内緒の手紙』(150号)
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18人が具象の美追究 『グループ環展』



 美術団体や会派を超えて具象絵画の美を追究しているアーティスト集団の作品展。2000年に第1回展を開いて以来今回が19回展。昨年より多い18人が油彩、水彩合わせて35点を発表、具象の美の魅力を競っている。
 第1回からのメンバーは香取正人さん、中吉功さん(札幌市)と中村哲泰さん(恵庭市)の3人。今回から油彩の山田則意さん(後志管内共和町)が加わった。
 出展は、20号から50号。風景を中心に静物、人物像と幅広い。小堀清純さんの水彩『雪の資料館』は油彩を思わせる深いマチエール、中吉功さんの『北風景』はブルーを基調にした山の表情、合田典史さんの『雨の港町』は明るい色彩のコントラスト…など、どの作品も個性豊か。
 毎年1000人を超えるファンが訪れており、17日にはギャラリーアートも行われる。
 来年6月の20回記念展で作品集の発刊、オープニングパーティーの開催が計画されている。

 札幌市中央区南1西3、大丸藤井セントラルで17日まで。

 ◆写真は香取正人さんの油彩『丸加高原』(40号)

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多彩なモチーフの27点 『山 愛実油彩展』

 

 「何でも描くようにと言われています」。女性像、各種花を中心に風景、静物、野菜や楽器…多彩なモチーフを描いた27点を発表。サムホールから100号。一昨年に次いで7回目の個展。
 主にペインティングナイフで、ぐいぐいと描き込み勢いがある。大作『ensure』(確実にするという意味)のシリーズ2点は、白い空間に女性がトナカイやかごに乗って何か行動を起こしそうな決意の表情を気迫の筆勢で描き込み、ストーリーが広がっている。
 花はアジサイ、バラ、ヒマワリなど8点。生き生きとしている。花器がそれぞれ違う配慮を見せている。人物は、人形を入れると9点。
 「風景は、5回展から発表している」―。今回は小樽と洞爺湖の夏の風景。トンボ、ウサギやサンタクロースが登場する作品もあり楽しい展示に。

 札幌市中央区大通西13、札幌市資料館ギャラリーで17日まで。


 DSC01938_convert_20180615163843.jpg  山 愛実(やま・あいみ)さん
 中学、高校時代に美術部にいたわけではない。師は道展会員で実母の野田敦子さん。2005年の道美展で実姉の片桐抄織さんとそろって新人賞、昨年は最高賞の道知事賞を受賞。日本美術家連盟、道美術作家協会(道美展)会員で総務を担当。光塩学園女子短大保育科卒。札幌市生まれ。同市在住。

 ◆写真は油彩の『ensure~虚実』(100号)

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えりも町に念願の美術館 ひろ・くわおりさん

 

 「念願の美術館です」。暖ボールアート作家のひろ・くわおりさん(68)=札幌市中央区=が、郷里の日高管内えりも町鹿野に「ひろ・くわおり 蝦夷 桜美術館」を開設「地元の皆さんも応援してくれています」。
 同美術館は、えりも町市街から国道236号を広尾町方面へ車で15分程行った桜公園入口の所にある。実兄の英俊さん(71)が住んでいた家を改装、作品30点を展示している。
 ひろさんは、札幌こんぶ屋のオーナー。段ボールがたくさんあることから2003年、53歳から独学で段ボールの表面をカッターナイフで切り白の修正インク、黒のポスターカラーなどで仕上げる「暖ボールアート」を確立した。これまでに04年以来札幌を中心に東京、名古屋などで22回の個展を開いている。
 描くのは人物、鳥、風景、花など幅広い。美術館には黄金道路。桜など地元をモチーフにした作品を中心に展示している。
 開館は10月末まで。入館料無料。


 DSC01919_convert_20180610110656.jpg  ひろ・くわおりさん 美術館は5年前から計画。札幌とえりも町を往復している。「これからは北海道ならではの浮世絵を描き、講習会も開き暖ボールアートを広めたい」。実家はコンブ漁師だった。05年に出版した『札幌発昆布ものがたり コンブに賭けた第二の人生』で最優秀賞。本名桑折広幸。1950年えりも町生まれ。札幌市中央区在住。

 ◆写真は、暖ボールアートの『白鳥』(8号)

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6人が花、風景中心に 『北日展会員展』

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 「誰もが自由に出品できる無審査の日本画の公募展」を掲げている北海道日本画会(新田志津男会長)の会員展。会員11人のうち6人が29点を出品、日本画の美を見ている。サムホールから6号。6回目の会員展。
 9月19日から札幌市民ギャラリーで6回目の公募展が開かれる。今回の会員展は、いわばその前哨戦。
 ボタン、カタクリ、スズラン、ヒマワリ…花を描いた作品が20点以上で、花の競作。優しい色彩で特徴、美しさを丁寧に描いている。
 風景は鎌田正勝さんの『利尻富士』、新田志津男会長の『駒ケ岳夕照』が入念な描き込み。佐久間敏夫さんの猫を描いた『たんぽぽ』は愛きょうがある。6人の個性が楽しめる。

 札幌市中央区南1西3、さいとうgalleryで10日まで。


 ◆写真は新田志津男会長の日本画『駒ケ岳夕照』(4号)

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若手陶芸家17人が競作 陶芸~新世代の技とかたち展

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 20歳代から40歳の若手陶芸家17人の作品展。札幌市内をはじめ江別市、胆振管内白老町、上川管内当麻町在住のほか東京、京都、石川県、山梨県などで活躍している陶芸家が個性豊かな多彩な作品を発表、陶芸の魅力を見せている。
 日本陶磁協会などが主催。「土と炎による新たな試みに焦点をあて、現代陶芸の魅力を探りながらこれからの陶芸の未来を展望する」というのが趣旨。
 「若手作家だけの陶芸展は、あまり例がない」と言われ、大小の容器類はもちろん動物をイメージしたり、立体造形など形状、作陶の手法など取り組みは実に多彩。大小130点が展示され、文字通り“技とかたち”の競作になっている。

 札幌市南区芸術の森2-75、札幌芸術の森工芸館で7月16日まで。入場無料。

 ◆写真は展示されている個性豊かな作品

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6年振りに古希記念展 『舩越 とみ子個展』



 古希を迎えた記念展。風景を中心に花、女性像を描いた油彩28点を出品。いずれも明るく優しい色彩で丁寧に描いている。4号から100号。6年振りの個展。
 ベルギー、ドイツ、オランダ、イギリスなど海外取材が豊富。総出展のうち11点が海外の主に水(川)のある風景を立体感と共に情緒豊かに描いている。
 元々は人物が得意。バイオリンを手にした女性像『人物(憩い)』などは入念な描き込み。花の作品は、バラの表情をアップした取り組み。「きれいな色彩で仕上げる」を基本にしておりホットな雰囲気である。

 札幌市中央区大通西5、大五ビル・ギャラリー大通美術館で6月3日まで。


 DSC01902_convert_20180603113639.jpg  舩越 とみ子(ふなこし・とみこ)さん
 キャリア40年。「かつて師事した先生に何でも描けるように、と指導を受けた」。海外へはツアーではなく個人で。新道展に入選、一水会道支部展に出品している。青森県生まれ。札幌市在住。


 ◆写真はベルギーの風景を描いた油彩『風景(ブルージュ)』(100号)

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独自の絵画の夫婦展 『植田 莫・ようこ作品展』

 

 油絵、日本画などではない。染料、墨、日本画の顔料などで描く独自の絵画を発表している夫婦の作品展。ご主人の莫さんは「30年は続けている」という放浪の俳人種田山頭火(山口県生まれ、1882~1940年)が残した句をモチーフにした絵41点、ようこ夫人は風景や花などを描いた14点を発表。6月にも札幌で2人展を開く。
 洋紙、和紙、中国産の木綿などにハケや筆で描く独特の手法。キャリア40年以上。手染めキルト絵と呼んでいる。
 山頭火は、家の没落と共に家を捨て禅僧姿で全国放浪の旅に出た俳人。その俳句を基に絵を描いている。「山頭火句紗絵」のシリーズ。
 夕焼けを背に、枯れ木の中を、タンポポが咲く中を行く姿、あるいは一人で酒を飲んでいる山頭火を哀愁を込めて描いている。ストーリーが秘められている。
 ようこ夫人は「イメージの世界です」という『村祭り』『満月の夜に』など優しい情緒。陶芸家の多田昌代さん(札幌)が制作した額装に納めていて気品がある。
 莫工房は札幌市西区に。

 札幌市東区本町1条1丁目、茶廊法邑で6月3日まで。

 ◆写真は植田莫さんの作品『山頭火句紗絵』

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風景中心に大作、力作 白日会北海道支部展

 
 1924(大正13)年に結成され、今年3月第94回展を開いた伝統の美術団体の第52回道支部展。小堀清純さん(札幌)ら4人の会員、関建治さん(恵庭)ら準会員、会友、一般入選者合わせて13人のほか東京本部から2人が合わせて28点を出品している。今年の本展に出品、入選した作品が中心。
 白日会は“具象”と言わず「見えるものを通して見えないものを描く」ことを理念に“写実の美”を追究している。道支部展は、油彩を中心に水彩、パステルも。会員芳賀文明さん(網走管内美幌町)の『峠の初春』、会友中村富志男さん(十勝管内清水町)の『十勝平野初夏』など大きなスケールの風景を中心に人物、静物、花…と個性豊か。8号から120号。
 今年、塚原貴之さん(江別)が新会員に。水彩の島田光宏さん、油彩の沼田宏典さん(共に札幌)が初出品で入選、はずみをつけている。

 札幌市中央区南1西3、さいとうgalleryで27日まで。


 ◆写真は会員中矢勝善さん(札幌)の油彩『冬の頃』(100号)

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生き生きとした筆勢で33点 林田 理栄子水彩画展

 

 生き生きとした筆勢で画面いっぱいに描き込んだ風景、静物、女性像、花の作品33点を発表。キャリア35年。独自の画風で内面の深さを追究している。サムホールから30号。2年振りの個展。
 透明、不透明水彩絵の具、墨も使い、思い切った筆の走り。心象の世界とも言える展開である。
 花は画面いっぱいに生き生きと描き、風景は広々とした構図で空気感が広がっている。静物はワインカラー調、ブルー調の空間に同じような色彩で花びんなどを描く、といった個性を見せている。
 肉太の筆勢でぐいぐいと描き込み生命感が伝わってくる。きれいな水彩画とは、ひと味違った魅力がある。展示作品は、22日から全面的に入れ替える。

 札幌市西区二十四軒4条3丁目、ギャラリー北のモンパルナスで31日まで。


 DSC01832_convert_20180517103407.jpg  林田 理栄子(はやしだ・りえこ)さん
 描くのが早い。「作品によっては30分で仕上げることも…」。風景は現場でスケッチをする。個展、グループ展は多数。3ヵ所で水彩画教室を開いている。師は故八木保次、伸子夫妻。道彩展で優秀賞。道彩展会員。北海学園大学経済学部卒。1953年福岡県生まれ。札幌市在住。


 ◆写真は『翠のソーダー瓶』(20号)
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