~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

未分類

2期に分かれ8人が出品 北海道・光州美術交流展

 
 「美術を通して人と人との交流を」―。北海道と韓国・光州のアーティスト8人が個性豊かな作品を発表、美の魅力を競っている。初日の8日には、光州からの作家も参加、シンポジウムもおこなわれた。
 展示は、8日から2期に分かれ1期は光州の鄭明敦さんが冬景色を広々と、しかも細密に描いた『待つ』シリーズ、魏振守さんは画面いっぱいに白い梅の花を散りばめた『雪中尋梅』のシリーズを発表。いずれも水墨画、日本画のイメージ。
 本道からは美術家の阿部典英さん(小樽)が『ネエダンナサンあるいは…』シリーズの造形作品と道展会員の日本画家石田眞理子さん(千歳)がモクレンを画面いっぱいに描いた『生々流転』のシリーズを発表。いずれも大作。
 交流展実行委員会(吉田茂代表)主催で北海道文化財団が共催している。
 2期は、26日から光州の作家の陶芸と彫刻、本道側から彫刻家で今年、本郷新記念札幌彫刻賞を受賞した加藤宏子さん(札幌)、美術家で今回展の吉田茂実行委員長が出品する。
 阿部典英道文化団体協議会長は「韓国の作家との交流は1984年から続いている」と語り、11日から18日まで旭川で北海道・全羅南道国際美術交流展があり、10月24日から光州で開かれるアジア国際交流展に本道からは15人の参加が予定されている。

 札幌市中央区北1西28、ギャラリーレタラで第1期展は24日まで、2期展は26日から9月14日まで。


 ◆写真は第1期展で展示されている阿部典英さんの作品『ネエダンナサンあるいは北・風』(横1・83m×高さ1m)
スポンサーサイト

未分類

赤を基調に気迫の筆勢 『大和田 主税展』

 
 札幌西高卒で静岡県で制作を続けており、油彩43点、水彩14点を発表。「気持ちの色…」という赤を思い切って使った山、川を中心にしたスケールの大きな風景を生き生きとした筆勢で描き上げている。本道では、一昨年に次いで15回目の個展。3号から30号。
 赤、黄色、白を基調にぐいぐいと描き込んでいる。「アトリエから見える」という富士山を描いた油彩が16点。描く時間や季節によって表情が微妙に違うが、存分に使う赤をうねるような筆勢で描き堂々とした風格に。
 「北海道には毎年来ている」とのことで積丹、美瑛、手稲山、様似といった各地の風景も赤色を中心に筆とナイフで描き込んでいる。
 すべて現場主義。描くのも早い。数点ある『希望』というタイトルの作品は、画面の半分以上が空を描いているなど空気感が広がっている。描く気迫が伝わってくる。

 札幌市中央区大通西5、大五ビル・ギャラリー大通美術館で6日まで。

 ◆写真は大きなスケールの油彩 『富士山』(30号)


 DSC01120_convert_20170804101556.jpg  大和田 主税(おおわだ・ちから)さん
 札幌では隔年で個展を開き、1982年以来東京・銀座でも。地元静岡でも。2007年の札幌展では、実母和喜さんが押し花の作品を発表していたが、今年6月99歳の生涯を終え「札幌が遠くなりました」。09年に画集を出版。武蔵野美大卒。1943年旧満州生まれ。静岡県函南町在住。

未分類

穴窯で現代感覚の作品 『恒枝 直豆初窯展』

 

 昨年8月富良野市から岡山県に転居、今年4月に完成させた穴窯で焼き上げた備前焼きの作品を会場いっぱいに展示。いわば“里帰り展”。火のあたり具合によって微妙に変化する明るい茶系と黒っぽい色調が調和、スマートな作品に。
 岡山県倉敷市出身だが、富良野市で16年間備前焼きの作品を発表していた。その基調は「現代生活に合う使いやすい作品」。
 出展は大小の皿、マグカップ、花入れ、徳利などからかわいい犬、猫まで多彩。全長約8mの穴窯で赤松をたいて焼成した作品は、淡い茶系が基調。各種皿は、中央が赤っぽく稲わらを載せて焼き、微妙な線紋様が走っている緋だすきの手法が特徴。
 穴窯による作品は、肉厚で重厚…というイメージだが、出展の作品は薄地でスマートな現代感覚。岡山県は登り窯が中心で、穴窯は殆ど無いという。

 札幌市北区北8西1、石の蔵ぎゃらりぃはやしで8月1日まで。

 ◆写真は出展されている数々の作品


 DSC01112_convert_20170728101927.jpg  恒枝 直豆(つねき・なおと)さん
 今年6月に倉敷市で初窯展を開き、8月3日から富良野市でも。穴窯は2ヶ月かけて完成させた。その写真も展示。たく赤松は自身で切って割る。岡山からワゴン車でやって来た。富良野時代は個展、グループ展多数。「来年も札幌でやりたい」。愛媛大学工学部卒。1971年岡山県生まれ。同県浅口市在住。

未分類

本道の風景色彩豊かなに 『合田 典史展』

 

 残雪の頃から秋にかけての道内各地の風景を中心に花を描いた油彩合わせて39点を発表。風景は、主に山と海を中心に明るい色彩とともに空気感に富んでいる。0号から100号。一昨年に次いで6回目の個展。
 知床、留萌、富良野、十勝、ニセコ…マイカーで回り「楽しんで描いています」。その風景は季節感に富み、透明感と共に色彩豊か。川の向こうに手稲区を望んだ『手稲区』は大きなスケールであり『留萌港』は画面の半分が空という展開。
 「特定の場所ではなく、どこにでもあるような風景を描く」と語り『湿原の秋』は広々と、『オンネトー』は雌阿寒岳を画面いっぱいに…など本道の魅力を存分に見せている。「今回初めて発表する」という花の作品はパンジー、クロッカスなどを描いている。

 札幌市北区北9西3、ギャラリーエッセで30日まで。

 ◆写真は油彩の『留萌港1』(100号)


 DSC01107_convert_20170728101824.jpg  合田 典史(ごうだ・のりふみ)さん
 「北海道の風景は、変化に富んでいて面白い」。常にスケッチブックを手に、「描いているのが楽しい」。今年は6月にグループ環展で発表、8月に新道展がある。早苗江夫人は水彩画家で道彩展会員。新道展事務局長、グループ環会員。道教育大学札幌校卒。1951年札幌市生まれ。同市手稲区在住。

未分類

画業45年の記念展 『鈴木 秀明油彩展』

 

 1972年に新道展に初出品して受賞以来45年―。その記念展。「今回は、親しみやすい身の回りの風景や人形、花などを描いた作品をそろえた」と語り、美しい色彩と生命力に富む描写力の29点を出品。0号から50号。今年既に3回目の個展。
 公募展では、幻想的なストーリーを秘めた独得の大作を発表しているが今回は花、風景が中心。花はチューリップ、ボタン、バラ、アジサイなど多彩。それらをアップしながら風景の中に美しく生き生きと描いている。
 バラの向こうに函館山や旧函館公会堂を望み、アジサイの向こうに大沼公園が見え、空には鳥…など大きな展望。廃船の上空にハイビスカスが飛ぶ構図など花の生命力が強調されている。
 筆とハケで入念な描き込み。色彩が美しい。金箔の中にボタンが浮き出るような作品は日本画のよう。
 色彩豊かな多くの花が、風景を背景に何かを語りかけるようだ。

 札幌市中央区北4西2、さっぽろ東急5階美術画廊で26日まで。

 ◆写真は『早朝の旧函館公会堂』(20号)


 DSC01073_convert_20170723102740.jpg  鈴木 秀明(すずき・ひであき)さん
 「絵に興味はなかった」そうだが根室市の小学校に赴任したのがきっかけで初めて油絵を。26歳で才能を開花。新道展、美術文化展、安田火災美術財団奨励賞展などで次々受賞。美術文化展、赤社社展会員、新道展審査部長。個展、グループ展は多数。道学芸大学函館校卒。1948年旭川市生まれ。函館市在住。
プロフィール

chikuwapan

Author:chikuwapan
FC2ブログへようこそ!

『北海道を彩るアーティスト』
絵画、版画、彫刻、工芸、陶芸、立体、書道など各分野で活躍している北海道のアーティストを、写真入りで分かりやすく解説しています。

全道各書店にて発売中!!

ご連絡はこちらから
個展情報やお問い合わせは、こちらのメールで!

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
最新記事
スポンサードリンク

Page Top

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ