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~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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協会賞は林正重さんの大作 29日から第63回新道展

 

 第63回新道展(新北海道美術協会)の入賞・入選者が発表され、最高賞の協会賞は林正重さん(67)=岩見沢市=の油彩『息遣い』(224×162㎝)が受賞した。昨年初出品で佳作賞を受賞、今回が2回目の出品だった。
 総搬入数は398点で会員、会友、一般の入賞、入選作品合わせて277点が展示される。一般応募者数は14歳から90歳までと幅広く、具象の風景から心象構成の作品が全体のほぼ90%を占めた。
 林さんの受賞作は、今も残っている留萌管内の旧羽幌炭鉱の石炭を貨車に積み込む3階建ての施設の内部を描いた大作。「1970年に閉山になったが、日本の近代化に大きな役割を果たした。残された施設からその息遣いが伝わってくる」と語り、昨年10月から7ヶ月をかけて描き上げた。

 主な受賞者は下記の通り(敬称略)
 ▽佳作賞 数田修、故郷Ⅱ、永桶麻理佳、楓月まなみ、室谷三枝(以上札幌市) 内海一弘(苫小牧市) 塩谷恭子(伊達市) 高橋和子(北広島市) 富田信子(浦河町) 中川雅章(恵庭市) 室里枝(登別市)
 ▽新人賞 キタノサヤカ(登別市) 福井千絵子(札幌市)

 29日から9月9日まで札幌市民ギャラリーで開かれる。


 DSC02107_convert_20180819160748.jpg  林 正重(はやし・まさしげ)さん
 「受賞の連絡をいただいた時は、51年描いてきた中で一番嬉しかった」。高校2年で純正美術展に入選、その後道新賞を受賞、留萌美術協会展で記念展、道教職員美術展で特選など。「絵を描くのは楽しい。抽象絵画にも挑戦したい」。道教育局を2016年退職した。

 ◆写真は、協会賞を受賞した油彩『息遣い』(224162㎝)
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全長7m余の大作 『阿知 信美智展』

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 これまでに立体造形作品を発表してきたが、今回は「初めて」という平面の大作を壁面いっぱいに発表。テーマは『Egoist』(利己主義者)。2013年以来5年振りの個展。
 「今年4月から制作した」という大作は横幅7・20m×高さ1・80m。いわば住宅街を上空から望んだ構図で大小様々な形の家が競うように並び小路があり、川が帯状に流れ、車や花壇も。色彩の違う家々が「個」を主張しているよう。
 半透明の薄い板のような建材に水彩色鉛筆で入念に描き込んでいる。「使った色鉛筆は40色以上…」で深いマチエール。輝きを抑えた色調で重厚感がある。
 2017年のハルカヤマ藝術要塞(小樽市)で発表した作品『切り倒された一つの木が成し遂げる意味』にに使った細長い真っ赤な丸鉄棒55本も白い壁面を飾っている。

 札幌市中央区北1西28、ギャラリーレタラで27日まで。

 DSC02098_convert_20180816101122.jpg  阿知 信美智(あち・のぶみち)さん
 初個展は1996年。今回で6回目。ハルカヤマ藝術要塞、帯広コンテンポラリーアート、光州国際現代美術展(韓国)など多数に出品。2017年札幌文化奨励賞受賞。道教育大学釧路校卒。1963年釧路管内阿寒町生まれ。札幌市在住。

 ◆写真は大作の『エゴイストⅢ』(長さ7・20m)

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入念に描き込んだ水彩画 『石垣 渉展』


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 「水彩画ですが非常に手間がかかるのです」―。入念に描き込んだ80号から150号の大作5点を中心に4号までの水彩画21点を発表。今年2月に次ぐ個展で「年に3回は発表します」。
 透明感に富む美しい色彩ときれいなマチエールが魅力。その中で100号、150号の大作『分岐点』シリーズは、春先の雪原を広々と、しかも車が走ったタイヤの跡をどこまでも描き込みストーリーを感じさせる。
 紙粉という素材を使い、油絵のような深いマチエールも特徴。
 笹の葉をモチーフにした大作は、鏡のようなきれいな色彩、ゆらめく笹の葉を光と影を生かして描き込み思わず見入ってしまう。
 小品は四季の風景、桜や梅などを優しくて丁寧に書き込んでいる。
 会期中、毎日午後2時から実際に描いて見せている。
 札幌市中央区南1西3、さいとうgalleryで19日まで。


 DSC02092_convert_20180816101015.jpg  石垣 渉(いしがき・わたる)さん
 個展は数え切れず来年5月には東京でも。道展で新人賞、佳作賞、2016年の水彩連展で水彩連盟賞を受賞。今年『水彩画・水を操る 15のテクニック』を出版。道展会友。水彩連盟準会員、水彩画教室「蒼の会」主宰。札幌大学卒。1979年北見市生まれ。札幌市在住。

 ◆写真は、大作の水彩画『分岐点』(150号)

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深い内面性秘めた大作 『川上 直樹展』

 

 続けている「国境地帯」シリーズの100号から130号の大作8点を中心に高校時代に描いた静物、20歳代に描いた海をイメージさる油彩合わせて18点を出品。大作は深い内面性を秘めストーリーが込められている。1昨年に次いで9回目の個展。
 「国境」は、国の境だが作者は物理的な境界ではなく「人間の価値観の違いや生活上の不安定感を表現したい」としている。
 黒色を基調にした大きな空間構成の中に古城が浮いている、卵や赤いザクロ、グリーンのナシが浮いている、あるいは横になった白い角材の上にザクロ…そこには不安定感、危うさ、風化といったいわば社会現象が強調されている。
 入念に下地をつくり、その後ハケで描き、布などでふき取るなどして仕上げる大作は深いマチエール。一部にコラージュも。

 札幌市西区山の手7条6丁目4-25、ギャラリー山の手で8月9日まで。

 DSC02029_convert_20180726165533.jpg  川上直樹(かわかみ・なおき)さん
 「これまで絵筆を捨てずきてよかった」。師は札幌東校時代に指導を受けた木嶋良治氏。2009年一線美術展で新人賞、12年会友賞。道展で13年、15年に佳作賞、16年会友賞。道展会友。芦別市芸術の郷しんじょうにアトリエがある。中央医療技術学院放射線学科卒。1935年札幌市生まれ。同市手稲区在住。

 ◆写真は『国境地帯~ちいさなひとたちへ』(130号)

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現代感覚の備前焼 『恒枝 直豆作陶展』

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 2016年8月まで富良野市で作陶を続け、その後岡山県に転居した作者の札幌展。作品は備前焼。大小の皿、鉢、ぐい飲み、コーヒーカップなど家庭用食器から十二支のえとの動物まで約200点を出品。
 「現代の生活に合う使いやすい備前焼を」―。伝統の備前焼は、地が厚く、こげ茶色系で荒々しい感じだが、発表しいる備前焼は地が薄く、色彩も明るい。大小の皿、には、緋だすきという手法で稲わらが焼けた後の紋様も。
 穴窯てせ焼き上げており、木炭などによる自然釉による焼き締めの作品。現代感覚の独自の備前焼といえる。

 札幌市北区北8西1、石の蔵ぎゃらりぃはやしで31日まで。


 DSC02054_convert_20180726165416.jpg  恒枝 直豆(つねき・なおと)さん
 2001年から15年間富良野市に築窯した穴窯「楽葉窯」で作陶を続けた。02年初窯の個展。以来札幌、旭川、東京などで多数。全陶展、道展などに入選した。愛媛大学工学部工業化学科卒。1971年岡山県倉敷市生まれ。現在の陶房は倉敷市の郊外という。

 ◆写真は、展示されている数々の作品

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