~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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強い生命力と大きなスケール 『下沢 敏也陶展』

 
 「10年以上は続けている」という陶による『Re』(再び、さらに…し直す、の意味)シリーズのインスタレーション。荒々しく、素ぼくな土の造形美が印象的で、強い生命感が広がっている。
 今年も道内外で精力的に発表を続けたが個展は初めて。その作品は、江別市野幌産のれんが用の土の源土を使って焼き上げた大作。
 「前回から人体の生命力を強調している」。タイトルは『RelBirth』(起源、復活などの意味)。
 床面から高さ2㍍近い三角柱が何本も並び、壁面には女性像を思わせる造形作品が展示され、何かを訴えているような雰囲気。
 飾りのない造形、土のにおいから『語り』を感じさせ、スケールが大きい。

 札幌市東区本町1の1の8の27、ギャラリー茶廊法邑で12月5日まで。

 ◆写真◆ 会場に生命感が広がるインスタレーション


 P1010108_convert_20101129102802.jpg  下沢 敏也(しもざわ・としや)さん
 今年は北海道立体表現展、交差する視点とかたちなど次々と発表。来年は5月に奈良で2人展、8月には東京で個展が決まっている。札幌の専門学校で指導もしている。昨年、札幌文化奨励賞を受賞。実父は陶芸家故下沢土泡氏。北海道陶芸協会副会長。1960年札幌市生まれ。札幌市豊平区在住。
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21人が個性豊かに新作発表 『新道展第55回記念受賞者展』


 8月に札幌市民ギャラリーで開かれた第55回記念新道展(香取正人事務局長)で記念賞から会友推挙まで26人が受賞した。今回の受賞者展は、新道展の新しい力をアピールしようとする企画展で21人が出品、新たな取り組みを見せている。
 作品は油彩を中心に水彩、版画、パステル、彫刻、インスタレーションなど多彩。8月の記念展以後の短期間に制作した新作で、ひと味違った取り組みが多い。
 新会員関口幸子さん(函館)の『牡丹』は一人の少女の夢を描き、佳作賞澤谷玲子さん(浦河町)はジーンズを張り合わせたコラージュであり、中野義夫さん(札幌)の油彩は発想に独自性をみせている。
 新人賞田村純也さん(苫小牧)の中国産の六方石による彫刻『共鳴』、会員推挙櫻井亮さん(夕張)のインスタレーションの大作『三途の踏切』も存在感をみせており、それぞれに受賞者の意欲がうかがえる。
 札幌市中央区北3西3、大同生命ビル・大同ギャラリーで30日まで。

 ◆写真は、田村純也さんの石の彫刻(手前)と櫻井亮さんのインスタレーション(向こう側)

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最高賞に田中さんの油彩 『ギャラリー粋ふよう賞展』

 
 札幌のギャラリー粋ふよう(かとうなつ子代表)が「優れた才能を持って努力しているアーティストを応援したい」として取り組んでいる公募展。今回で4回目。入賞・入選作品29点が展示されている。
 作品は油彩、水彩から色鉛筆、版画、コラージュさらに書など多彩で年齢も20歳代かせ70歳代まで幅広い。
 最高賞の粋ふよう賞は、田中達也さんの油彩『キュービズム』に。抽象構成で線の走りが生き生きとしている。全体に抽象作品が多い。
 他の受賞者は下記の通り(敬称略)。

 ▽新人賞 志田文祈
 ▽奨励賞 本田滋、加藤妙子、高橋あおば、後藤高子
  (受賞者は税院札幌市在住)

 札幌市東区北25東1の4の19、ギャラリー粋ふようで27日まで。

 ◆写真は、粋ふよう賞を受賞した田中達也さんの油彩『キュービズム』(10号)

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具象の美の油彩 30点 『豊田 満個展』

 
 透明感に富み、動きのある筆勢による具象の美に定評がありり今回も風景を中心に静物、人物、花、人形など多彩な油彩30点を発表。07(平成19)年11月以来3年振りの個展。0号から50号。
 「風景、人物、静物は必ず出品する」のが基本。さらに花、人形なども加わり、1人の作家の作品展とは思えない内容。
 濁りのない色彩。現場主義で描く風景は『初夏―利尻姫沼』(12号)、サイロのある『秋空』(10号)など、すっきりとした空気感。
 デッサン力が抜群。石屋製菓の白い恋人パークを描いた『バラの庭園』(30号)は、洗練された色彩と構図であり、表情をアップした花の作品は色彩が美しい。
 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで20日まで。

 ◆写真は、白い恋人パークを描いた油彩『バラの庭園』(30号)


 P1010078_convert_20101119162720.jpg  豊田 満(とよた・みつる)さん
 風景は同じ所へ何度も描きに行く。今年の夏は猛暑でいささかバテたとか。大学時代から道展に入賞、卒業後は一水会展で受賞、日展にも入選。現在絵の指導で多忙。道展会員。道教育大学札幌校特美専攻科修了。1949年小樽市生まれ。札幌市厚別区在住。
 
 

 

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風景を生き生きとした筆勢で 『香取 正人風景画展』

 
 道内外の風景を澄んだ色彩と動きのあるタッチで描くことに定評があり、今回も道内各地と長野、神奈川、奈良県の風景を描いた油彩30点を発表。サムホールから100号。
 道内各地のほかスケッチツアーの指導で本州へも。「カメラを向けるような観光地的な所はダメ」で、どこにでもあるような風景を生き生きとした筆勢で展開している。
 濁りのない色彩と動的で大きなスケールが魅力。雪の山々が続く日高地方の『白い山脈』(80号)、空気感が広がる札幌の『北国の街―早春』(100号)など風景絵画の魅力を見せている。
 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで13日まで。

 ◆ 写真は、白老町社台から冠雪の樽前山を望んだ『社台の踏み切り』(40号)

 P1010065_convert_20101110152734.jpg 香取 正人(かとり・まさと)さん
 個展、グループ展は毎年。今回の作品もこの1年間に描いたもの。アトリエ金曜会のほか、スケッチツアーでも指導。具象作家集団“グループ環”会員で新道展事務局長。1936年札幌市生まれ。札幌市西区在住。
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