~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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なかがわ・つかさの歩み振り返る 札幌美術展 『さっぽろ・昭和30年代』

 
 美術評論家なかがわ・つかさ(本名・中川良)が、1953(昭和28)年末から63(同38)年夏までの10年間に当時の北海タイムスに精力的に評論を書き続けた。企画展『さっぽろ・昭和30年代』は、同氏が執筆した多くの美術展を中心に当時の札幌の美術の流れを120点の絵画や版画、彫刻と多数の資料や映像で振り返り“熱気の昭和30年代”を見つめ直している。
 同展は、札幌芸術の森美術館開館20周年記念展。同館の吉崎元章副館長が10年間取り組んできた研究の成果を公開している。
 なかがわ・つかさは茨城県出身。1953年12月突然札幌に現われ、遠慮のない辛口の評論を北海タイムスを中心に展開、同時に美術誌の発行、美術館建設運動にも情熱を注ぎ、札幌の美術界に旋風を巻き起こした。
 だが、札幌に来て10年後の8月脳溢血のため34歳の短い生涯を終えた。同展は、『美術評論家 なかがわ・つかさが見た熱き時代』をサブタイトルに、その取り組みを第1章『昭和30年代の札幌のすがた』から第7章『なかがわ・つかさが遺したもの』までをたっぷり見せている。
 第1章では木田金次郎の油彩『秋のテレビ塔』などを展示、第2章『なかがわ・つかさ現る』からは、北海タイムスに執筆した個展の評論とその作品、公募展評論、連載などと共に、当時の札幌の美術活動の動向を示す作品や資料を展示している。
 観覧料は一般700円、高・大学生350円、小・中学生150円。
 札幌市南区芸術の森2の75、札幌芸術の森美術館で来年1月30日まで(29日~1月3日休館)。

 ◆ 写真は、展示されている数々の作品
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77人が多彩な作品出品  年末年始展『2010~11年』

 
 寅(とら)年から卯(う)年へ―。この1年を振り返り、新しい年への思いを込めた作品展で、77人が多彩な作品を出品している。今回で連続16回目。
 油彩、日本画、版画、陶板、立体造形、テキスタイルなどバラエティーに富み、無いのは書くらい。20歳代から80歳代まで幅広く八木保次・伸子さん夫妻、毛内康二・やすはるさん親子も。渡辺貞之さんら5人が初めて出品した。
 鳥が羽を広げて天空を飛ぶ工藤悦子さんの油彩『翔』、真っ赤な朝日が昇る香西富士夫さんの『会話=初日』、おみくじを引く泉修次さんのボックスアート、階段にウサギがいっぱいの吉田茂さんの立体造形…新年に思いを新たにした作品が多く、ほほえましい。稚内、室蘭、旭川などの作家も出品している。
 札幌市中央区南1西3、さいとうGalleryで新年1月9日まで(27日、30日~1月1日、4日旧廊)。

 ◆写真は、阿部典英さんの作品 『ノラクロサタロウとウサコサン』

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楽しいメルヘンの世界 『金井 英明田園幻想画展』

 
 カラフルな田園や冬景色の中で無心に遊ぶ子どもを色彩豊かに描いた作品21点を発表、メルヘンの世界を広げている。アクリル絵の具で繊細に描き、子どもと大自然が調和して楽しい幻想の世界を作り上げている。
 道庁赤れんがの冬を描いた作品もあるが、殆んどが子どもが雪合戦をしている、菜の花畑の中で竹馬に乗っている、虫取りをして楽しんでいる…といった遊びの光景。大自然の中で生き生きと描かれている。
 「かつて子どもは、よく遊び輝いていた。果たして今は…」。そんな思いを込め、無心に遊ぶ姿を丁寧に表現している。
 明るく描いた色彩が美しく、ホットな情緒。自然賛歌の作品である。

 札幌市中央区南1西3、三越9階ギャラリーで20日まで。

 ◆写真は、メルヘンの世界の作品 『おーい虫がいたよ』(62㌢×92㌢)


 P1010122_convert_20101216155302.jpg  金井 英明(かない・ひであき)さん
 今年は富良野を始め東京でも個展を開いた。2000年に郵政省発行の有珠山噴火災害切手のデザインを担当、人気を呼んだ。08年には作品集の第3集も発刊。主宰の「金井英明―心のふるさと美術館」を札幌市中央区北2西3、タケサトビルに移した。道学芸大学(現道教育大学)札幌分校卒。1941年札幌市生まれ。札幌市豊平区在住。

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個性豊かな書の競作 『北海道書作家協会会員展』

 
 北海道書作家協会(松田稲峰代表)主催の第25回会員展。顧問、審査会員、会員、会友の総勢68人の多彩な書と同協会創設者で2004(平成16)年に他界した金津墨垈氏の2000(平成12)年の作品も出展され在りし日をしのんだ。
 同協会は、現代書から伝統書まであらゆるジャンルを対象とする、を基本に公募の書道展を続けてきた。だが、創設者の金津氏が他界後、一般公募から会員展に方針を変えた。
 しかし、創設の精神に変わりはなく出展されている作品は漢字の大字から多字数、かな、墨象、写経、調和体など濃墨を中心にバラエティーに富んでいる。しかもすべて創作でサイズも自由。
 松田代表が「表現力豊かな内容になった」と語り、個性の競作になった。
 千葉、栃木、埼玉県や東京からの出品もあり会員賞は5人、会友賞は8人が受賞した。会員賞の受賞者は下記の通り(敬称略)

 明井嘉山、品川虎翔、松本光彗、杉野富美子、嘉指毅(いずれも札幌)

 12日まで札幌市中央区大通西5、大五ビル、ギャラリー大通美術館で開かれた。

 ◆写真は、会員賞を受賞した5人の作品
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Author:chikuwapan
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