~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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40人がバラエティーに富む85点 「池内流第40回総流展」

 
 伝統の水墨画・日本画の美を追求している池内流(池内北天木流師)の作品展。同流で学ぶ40人が合わせて85点を出品、会場に優しい情緒を広げている。
 作品は水墨画の額装を中心に色紙、短冊、軸装、扇子などバラエティーに富んでいる。
 審査でトップ賞の流師賞は村井竜甫さん(北広島市)が扇面にイカを描いた水墨画に。総流展賞はウサギを描いた山田鳳苑さん(札幌)の軸装の日本画、事務局長賞は前鼻洋光さん(石狩)の水墨画に決まった。
 この他、白雪賞は高木弘子さん、白萩賞は田仲春子さん、画墨賞は金子志和子さん、新人賞に渡邊かおりさん(ともに札幌)の作品に贈られた。
 さらに秀作賞3人、佳作賞4人、努力賞5人が選ばれた。
 28日表彰式が行われる。

 札幌市中央区南2東6、札幌市民ギャラリーで24日まで。

 ◆写真は、夏の涼を誘う多彩な作品
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個性豊かに多彩な書 『創人夏墨展』

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 書道研究「創人会」(代表金津雪華さん=札幌市)の連続39回目の書道展。創設者の故金津墨岱氏の作品も含めて62人が、墨の美と感性を競っている。
 「好きな言葉を書く。手本は一切ない」のが創人会の基本。
 作品は漢字を中心に近代詩文、かな、墨象を大小の額装、軸装に個性豊かに書き上げている。自由に伸び伸びとしている。千葉、埼玉県からの出品もあり、小倉婦左さん(千葉)の書はローケツ染めの手法。
 金津雪華さんの漢字は墨がはじけるような筆勢、小川昭子さんと植田真理子さんの近代詩文はリズミカル、唯一アメリカ人のリチャード・ジョーンズさんは個性豊かに…など多彩。
 出品者は、大学生から80歳代という。
 
 札幌市中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階スカイホールで24日まで。

 ◆写真は、展示されている数々の作品

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個性豊かに女性パワー 『国際現代書道展選抜女流展』

 
 国際現代書道展の審査会員から35人、会員から117人、合わせて152人が出品している文字通り女性だけの書道展。2004(平成16)年9月に旧全道書道展の第35回記念展で第1回展が開かれて以来2回目の女流展。
 「これだけの規模の女性だけの書道展は珍しい」と言われ作品は多彩。濃墨と淡墨の漢字を中心にかな、調和体、写経とバラエティーに富み自由に伸び伸びと筆を走らせている。
 グリーン系やピンク調の彩墨による作品、赤、グリーン調、ブルーや黄色といった加工紙に書いた作品が目立ちカラフル。
 出品者は札幌を中心に道内各地で指導的な役割を果たしており、作品は堂々とした筆勢、気品に富む筆の走りであり個性豊か。
 女性パワーが会場に広がっている。

 札幌市中央区南2東6、札幌市民ギャラリーで17日まで。

 ◆写真は、審査会員の多彩な作品

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赤と黄色の世界を生き生きと 『牧 輝子個展』

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 「古希を迎えた記念展です」。「40歳ぐらいから油絵を描いた」という作者がA・B2室に40点を展示、30年間の歩みを振り返っている。0号から100号。札幌での個展は7年振りの2回目。
 伊達市民講座で絵筆を手にしたのが始まり。当初は静物、風景など具象絵画でその作品も展示されているが、本領は赤、黄色を基調に、内面からエネルギーが伝わって来るような抽象構成の大作。
 海外取材が豊富。中でもモロッコ、エジプト、チュニジアといった諸国民のたくましい生活力、自然環境に刺激されて、1996(平成8)年の新道展に出品した『赤い大地』(100号)で佳作賞を受賞して以来、躍動感あふれる赤や黄色の世界を描き続けている。
 『砂漠の街』『砂漠の風』といった大作から熱い思いが伝わってくる。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで16日まで。

 ◆写真は、2008年の自由美術展で会員推挙になった油彩 『砂漠の風』(100号)


 P1010705_convert_20110714164306.jpg  牧 輝子(まき・てるこ)さん
 50歳から15年間ヨーロッパを始め10ヶ国以上を訪れた。「イスラム圏諸国の人はたくましく生き生きしている」。新道展で1996年と99年に佳作賞。2007年自由美術展に初出品で佳作賞。両美術展の会員。1940年札幌市生まれ。伊達市在住。

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会場いっぱいに花火の絵 白鳥洋一「さっぽろ絶景花火」展

 
 会場いっぱいに花火が打ち上げられたように“赤い絵”が60点展示され華やいだ雰囲気。しかも打ち上げた花火の音が会場に響き納涼気分に。2009(平成21)年以来2年振り12回目の個展。
 これまでモノクロ調の心象作品を発表していたが、前回からカラフルな花火に。「さっぽろ絶景」シリーズである。
 “モデル”は豊平川河畔の花火大会。アクリル絵の具で描いた0号から120号の大作のすべてが赤、黒、黄色を基調に描いた花火の世界。
 山の頂上やビル街の上でさく裂する、川面に映えるなどの光景を派手に描いている。
 次々と打ち上げられる花火を見るような楽しさである。

 札幌市中央区北1西28、ギャラリーレタラで28日まで。

 ◆会場いっぱいに展示されている花火の絵

 
 P1010691_convert_20110708163637.jpg  白鳥 洋一(しらとり・よういち)さん
 40点を超える小品は2ヶ月で描き上げた。「モノクロ調の絵が中心だったことから色は使わないのかと言われて…」。1990年新道展で協会賞、96年かおる賞。絵は独学。一級建築士。新道展会員。東北工業大学卒。1951年留萌市生まれ。札幌市西区在住。

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水彩画330点を発表 『坂元 輝行風景画展』

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 水彩画。“歩く、感じる、描く”シリーズの連続8回目の個展。「この1年間に描いたのが中心…」で330点もの作品を壁面いっぱいに展示、エネルギッシュな取り組み。
 「現地で描く」が基本。風景は、パリと本州もあるが札幌、小樽を中心に函館、石狩など道内各地の表情を生き生きと描いている。
 札幌は道庁赤れんが、北大構内、資料館、大通公園、小樽運河、今でもレールが残っている手宮線跡、海…春夏秋冬の風景を透明、不透明に水彩絵の具で明るく描いている。
 筆の走りに勢いがあり、黒のドローイングインクで線描を強調、リズム感と空気感が広がっている。
 大きな構図も魅力と言える。

 札幌市中央区大通西5、大五ビル・ギャラリー大通美術館で10日まで。

 ◆写真は、壁面いっぱいに展示されている水彩画


 P1010695_convert_20110708163511.jpg  坂元 輝行(さかもと・てるゆき)さん
 「小樽は海、山や坂、カーブがあり四季がはっきりしていて好きな街です」。個展で330点を発表したのは初めて。シリーズは今後も続ける。さっぽろくろゆり会会員。北大水産学部卒。1936年旭川市生まれ。札幌市豊平区在住。

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源土を展示採取場所も表示 「凍土会の挑戦」展

 
 本道の土を基調に作陶を続けているプロの陶芸家集団『凍土会』(中村二夫代表、12人)の作品展。使用している源土を展示、その採取場所も表示、興味深い内容になっている。
 同会は、本道の土を活用し陶芸の普及を図り、北海道焼の確立を目指して2008(平成20)年に設立された。会員24人でスタート、作品展を開いてきたが、現在は12人。
 本道の土を全体の50%以上を使用し、プロの作家であることが同会の条件。本道の土は鉄分が多く耐火土が低いため、とかく敬遠され気味だが「その個性を生かし北海道の陶芸を確立して行きたい」としている。
 12人が大小の器、カップ類など個性豊かに焼き上げた作品を展示、販売しているほか、使用している源土の展示と採取している場所を地図で表示しているのが特徴。それは江別市野幌、名寄市、十勝管内鹿追町など広範囲。
 本道の土だけで焼き上げた作品もあり、会員の意欲が伝わってくる。

 江別市西野幌114の5、江別市セラミックアートセンターで18日まで(月曜日休館)。

 ◆写真は、展示されている源土(中央)と作品

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人間の情緒を丁寧に 『カトウ タツヤ絵画展』

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 「基本的には人を描きたい」―。独得の表情の人物像や男女の内面性を追求したアクリル絵の具による作品13点(6号から100号)を発表。2005(平成17)年以来毎年個展を開いているほか、金沢美術工芸大学時代からグループ展で発表している。
 作品にタイトルは無いが、一貫して人間の情景を追求している。100号と30号の作品は、雨降る光景を思わせる中での男女の微妙な表情を描き、顔だけを描いた作品は個性豊かに…などストーリー性を秘めている。
 「西洋と日本の古典が好き」で、顔の作品は、古典的な独得の表情に仕上げている。丁寧な描写力。
 コンピューター関連の会社に勤務しながらの制作。全道展に入選の経験もある。1982年札幌市生まれ。札幌市東区在住。

 札幌市東区北25東1、ギャラリー粋ふようで2日で終了した。

 ◆写真は、ストーリー性を秘めた100号の作品
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Author:chikuwapan
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『北海道を彩るアーティスト』
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