~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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個性豊かな競作に 『抽象・具象彫刻60人展』 

 
 本郷新記念札幌彫刻美術館が1981年にオープンして以来30周年を記念した彫刻展。抽象作家と具象作家30人の個性豊かな作品の競作になっている。
 同美術館で一度に60人もの作家の作品が展示されるのは初めて。『北の作家たち』がサブタイトルで、札幌と近郊を中心に函館、釧路、夕張、日高町など広範囲。年齢も20歳代から70歳代まで幅広く多くの作家が活躍していることを示している。
 石こう、金属、木、ガラス、鉄、紙…多彩な素材を駆使して個性を全面に押し出している。
 紙、石による加藤宏子さんの作品は大空に羽ばたくようであり、下沢敏也さんの陶の作品は生命の再生を強調。
 楢原武正さんは廃材を活用、端聡さんは容器の中の水が回転する、石こうによる女性像が多い中で水野智吉さんは乾漆による女性像など見応えがある。

 札幌市中央区宮の森4の12、本郷新記念札幌彫刻美術館で来年2月12日まで。(毎週月曜日と12月29日~1月10日休館)。

 ◆写真は、展示されている多彩な彫刻
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色ガラスによる独自のアート 『高橋 良由美作品展』

 
 「北海道が大好き」という千葉県在住の作者が『Draw Glass』と名付けた独自の作品16点を発表。これまでに発表したことは一度もなく初個展。
 イタリア製のガラスを切り、ステンレス板に接着剤で張り絵を表現し、仕上げはスポンジ…という独自のアート。ガラス絵とは違い大小の不定形の色ガラスを組み合わせて抽象絵画のように仕上げている。
 作品は、白とグレーの2匹の猫がモチーフ。4月の桜の下で出会いから翌年3月の楽しいホワイトデーまで1年間、ストーリーを込めて制作、楽しい内容に。
 サイズは10㌢四方と15㌢四方。1点仕上げるのに1ヶ月かかるという。

 札幌市北区北8西1、石の蔵ぎゃらりぃはやしで27日まで。

 ◆写真は、猫をモチーフにしたガラス作品


 P1020305_convert_20111225121533.jpg  高橋 良由美(たかはし・まゆみ)さん
 キャリア2年。「ガラスモザイクの先生に習い自由にやらせてくれた。すっかりハマりました。北海道は温泉があり食べ物もおいしく大好きです」。今年だけで4回札幌に来ており「終いの住み家を札幌にしたい」。東京の上野学園高校時代は美術部に。1960年東京生まれ。千葉市在住。

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72人が多彩な作品 『11~12展』

 
 この1年を振り返り新しい年への思いを込めた年末年始の企画展。総勢72人が多彩な作品を発表、楽しい作品展に。今回で連続17回目。
 出品作家は札幌を中心に稚内、旭川、深川など広範囲。2組の夫婦、1組の親子おり、最高齢は92歳の谷口一芳さん(札幌)。
 油彩を中心に日本画、水彩、版画、彫刻、陶芸、金工、立体造形などバラエティーに富んでいる。
 阿部典英さんの『辰エモン 辰ノジョウ』は新年のあいさつをする男女、泉修次さんの立体作品は『平和祈願おみくじ箱』、白鳥洋一さんの油彩は札幌の街を真っ赤な朝日で染める光景…それぞれが個性豊かに楽しく表現している。

 札幌市中央区南1西3、さいとうGalleryで新年の1月8日まで(26日と30日から1月3日まで休廊)。

 ◆写真は、展示されている作品

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シャープな線と優しい色彩 『内藤 克人個展』

 
 2002年に札幌で個展を開いて以来9年振りの開催で、版画(リトグラフ)を中心に一部ドローイングも含め31点を発表。シャープな線の走りと色彩のスマートさが印象的。
 抽象とも具象とも言い切れない独自の世界。かつては女性ダンサーを中心に躍動感に富む表現だったが、今回は、クジラや傘を描いた作品が中心。
 クジラは『計り知れないもの』のシリーズ。捕鯨を巡って存在感が高まっており、悠々と泳ぐ姿を画面いっぱいに描いている。
 「5~6年前から」という傘シリーズは、開いた傘の表現を勢いのある線の走りと微妙に変化する優しい色彩で描き洗練された内容。一方、2匹の猫を描いた『語らい』のシリーズは、ほほ笑ましい。

 札幌市中央区南1西3、さいとうGalleryで18日まで。

 ◆写真は、傘シリーズの版画『内と外』(70㌢×90㌢)


 P1020279_convert_20111215161758.jpg  内藤 克人(ないとう・かつひと)さん
 道内外の公募展への出品と大学の授業で多忙。クジラシリーズは1昨年から。1991年道展で会友賞、2001年北広島市文化奨励賞、05年国展で準会員優作賞など。国画会、道展、道版画協会会員、日版協準会員。道都大学教授。1957年札幌市生まれ。北広島市在住。

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会場いっぱいにかなの美 『第三回草心会北海道展』

 
 平安時代のかなの美を追求している草心会(神戸)の道支部(阿部和加子代表)の2008年に次ぐ書道展。一部調体と漢字を含め、総勢179人が流麗なかな文字の大作、力作を会場いっぱいに展示、優雅な情緒。
 草心会は、神戸市在住で日展審査会員だった書家故山口南艸氏が創設した書道研究団体。道支部展は『山口南艸と北海道の門流達』を掲げ故山口氏、阪本千楸草心会理事長、倉橋寄艸副理事長も特別出品。
 作品は額装、軸装、折帖、巻子本と多彩。流麗な筆の走りの中にも個性を発揮、かなの美を見せている。
 北海道書道展の審査会員が7人など公募展で力量を発揮している方が多く、存在感のある書道展に。

 札幌市中央区大通西5、大五ビル・ギャラリー大通美術館で18日まで。

 ◆写真は、会場いっぱいに展示されている作品


  P1020282_convert_20111215161539.jpg  阿部 和加子(あべ・わかこ)さん
 6歳の時から書を始め17歳から24年間故松本春子さんの指導を受け、1990年から故山口南艸氏の門下生に。来年12月神戸で個展を開く。1984年北海道書道展、98年笹波会展で大賞など。日展に18回入選。北海道書道展審査会員、日展会友、読売書法展理事、草心会副理事長、書道わか葉会主宰。1947年札幌市生まれ。札幌市在住。

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「日常」テーマに多彩な内容 札幌美術展『Living Art』

 
 当たり前の景色、何気ない会話…そんな日常の暮らしをキーワードに『やさしさ いつも そばに』をサブタイトルにした美術展。札幌在住の作家中心に16人が110点を出品している。
 油彩、日本画、版画、写真、インスタレーションなど幅広く、具象から抽象まで多彩な内容。
 主催の札幌芸術の森美術館奥岡茂雄館長は「今の世の中は思いやりや優しさに欠けている」と語り、作品を第1章『手をのばせばつながる』、第2章『窓のむこうにひろがる』、第3章『心の底にともる』に分けて展示。
 河野健さんの油彩の家族の表情、八木伸子さんの窓からの風景、吉川聡子さんの日本画の街角の光景など情緒に富む作品がそろっている。
 中庭には渋谷俊彦さんのインスタレーションも。

 観覧料は一般700円、高・大学生350円、小・中学生150円。
 札幌市南区芸術の森、札幌芸術の森美術館で来年3月7日まで(月曜日と29日~1月3日休館)

 ◆写真は、吉川聡子さんの日本画『N2W3―雨』(100号)

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東日本大震災の被災者を支援 『渋谷 幹男水彩画展』

 
 本職は司法書士。札幌に事務所を開設して以来今年12月で48年目を迎えた。多忙の合間に水彩画を描き続け毎年個展を開き、今回は33点を発表。売り上げの全額を東日本大震災で被害を受けた方々に寄贈する。
 趣味で水彩画を始めてほぼ30年という。これまでの個展でも売上金をユニセフやNPO法人の難民を助ける会などに寄贈してきた。
 作品は風景を中心にチューリップ、シャクヤクなどの花、ブルーベリーなどの果物…と幅広い。透明水彩による澄んだ色彩。
 風景は、札幌の豊平館、豊平川を中心にした展望などを木々のグリーン、青い空、白い雲と共に明るくさわやかに描いている。

 札幌市中央区大通西5、大五ビル・ギャラリー大通美術館で11日まで。

 ◆写真は、『豊平川の紅葉』


 P1020268_convert_20111208162034.jpg  渋谷 幹男(しぶや・みきお)さん
 遊姫野夫人の友人が作ったクリスマスリースを展示販売、毎年製作している新年のマイカレンダーをプレゼントしている。1998年に還暦記念展を開いた。中央大学法学部卒。1938年美唄市生まれ。札幌市中央区在住。

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10年振りの夫婦展 『三明伸・靖子ふたり展』

 
 三明さんは水彩、靖子夫人は書…10年振りの夫婦展。水彩40点、パステル画5点と書26点が会場いっぱいに展示され、明るい雰囲気。
 三明さんは73歳、靖子夫人は来年1月70歳を迎える。「そろって70歳代に入った記念展です」。
 三明さんは、2001年に44年間のサラリーマン生活を終えた年に初個展を開いて以来札幌、東京、仙台などで相次いで発表。風景を中心に透明水彩で描く明るく澄んだ空気感に富む情緒に定評がある。
 今回も札幌、十勝、ニセコ、栗沢などの春から秋の風景を大きなスケールと濁りのない色彩でさわやかに描いている。現場主義で臨場感もあり、水彩画の魅力を堪能させる。
 「楽しみながら書いている」という靖子夫人の書は古典の臨書、創作のほか調和体もあり多彩な内容。漢字は優しく、調和体は軽快に…と生き生きとした筆勢。
 札幌市豊平区在住。

 札幌市中央区南1西3、さいとうGalleryで4日まで。

 ◆写真は、三明伸さんのニセコの風景を描いた 『秋色の中に』(20㌢×50㌢)

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26人が大作31展を全館に 『北海道現代具象展』

 
 北海道から新たな具象の美を―。2007年に第1回展を開いて以来連続5回目を迎え、実行委員で本道在住の作家21人と本州と本道に縁のある招待作家5人の合わせて26人が全館に31点を出品している。いずれも大作。
 油彩を中心に日本画、水彩と幅広く具象と言ってもモチーフは多彩。実行委員は若手からベテランまで会派や所属を超えて結集、いずれも豊富な画歴を誇っている。
 今年の日展で特選を受賞した西田陽二さん(札幌)の気品と清そな女性像、精力的に発表を続けている羽山雅愉さん(小樽)の幻想性、強烈な個性の高橋正敏さん(苫小牧)の油彩…どの作品も個性豊かな具象表現。
 12月6日から室蘭、深川、千歳、網走で巡回展、来年3月には道立近代美術館で総勢38人による5回展の記念展が開かれる。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで3日まで。

 ◆写真は、西田陽二さんの油彩 『ギリシャ風の翼』(130号)
プロフィール

Author:chikuwapan
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