~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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多彩な作品95点を発表 『山田鳳苑・前鼻洋光2人展』

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 伝統の美を追究する水墨画日本画池内流で実力を発揮している2人の個展形式の作品展。山田さんは55点、前鼻さんは40点を発表。これだけ多くの作品をそろえた2人展は珍しく『美』を堪能させる。
 山田さんは、1998年の第17回日本画美術協会展で奨励賞を受賞以来、昨年の30回展までに道知事賞、札幌市長賞、会友賞などを毎年受賞、前鼻さんも2001年の第20回展で新人賞を受賞以来道知事賞、絹絵賞などを次々と受賞、共に存在感を強めている。
 作品は日本画と水墨画の軸装、額装、屏風から俳画、短冊、色紙まで多彩。日本画、水墨画は絵絹と本画仙紙、麻紙に描き分け、優雅な情緒。
 山田さんの日本画『藤すだれ』は藤の花を画面いっぱいに、水墨画『谷川岳月映』は天を突くような山の姿前鼻さんの日本画『牡丹』は表情をアップ、水墨画『竹林』は風を感じさせる…共に本領を発揮、心が和む。
 山田さんは日本画美術協会会員で札幌市中央区在住。前鼻さんは会友で石狩市樽川在住。

 札幌市中央区大通西5、大五ビル・ギャラリー大通美術館で3月4日まで。

 ◆写真は、山田鳳苑さんの日本画『晩夏残艶』(30号)=左=と前鼻洋光さんの『山寺紅染』(30号)=右=


 
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55人が多彩な水彩画 『第31回道彩会会員会友展』

 
 水彩画だけの公募団体である北海道水彩画会(小堀清純代表)の会員、会友55人の作品展。具象から抽象的な描き方まで多彩。個性を競い合っている。
 1982年に同人展として第1回展を開いた道彩展は、第2回展から公募展に。昨年の31回展には、330点の応募があった。
 審査の結果、会員には7人、会友には10人が推挙された。
 作品は、油絵の具以外は何でも使うという手法で描き風景を中心に人物、花、静物など個性を全面に主張している。
 昨年、道知事賞を受賞した木田喜重さんや武田輝雄さんの風景は明るい色彩と大きなスケールが印象的。黄倉和子さんの雪景色はファンタスティック、寺西冴子さんのは空気感が広がり、高橋智子さんの抽象作品は色彩が美しい。
 札幌時計台ギャラリーの荒巻義雄代表が贈る「みず賞」を受賞した門崎幸子さんの『赤いポット』は洗練されている。
 今年の第32回展は、9月19日から札幌市民ギャラリーで開かれる。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで3月3日まで。

 ◆写真は、門崎幸子さんの作品 『赤いポット』

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四季の表情を丹念に 『宮本 健個展』

 
 「呼吸のさきに広がっているもの」をサブタイトルに、倶知安町やニセコ町などの風景を描いた油彩20点を出品。空気感に富む描き方。画廊で発表するのは初めて。3号から50号。
 北海道の自然環境に魅せられ東京から倶知安町に移り住んで10年。「美しい自然の変化を描きたい」―。現場主義でキャンバスに向かっている。
 作品は、会場入り口から四季の変化に従って展示。いずれも空気感が広がり、筆の走りがリズミカル。
 作品『羊蹄山初冠雪』は夕日に浮かぶ光景を大きなスケールで、『春紅葉と昆布岳』は木々のざわめき、『新見渓谷』は画面いっぱいに…など自然の表情、変化を丹念に描き込んでいる。空気感が響き合うような雰囲気である。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで25日まで。

 ◆ 写真は油彩の『ニセコ尻別川』(6号)


 P1020570_convert_20120224142553.jpg  宮本 健(みやもと・けん)さん
 絵は独学。倶知安町のホテルで発表したことがあるが「きちんとした空間で発表したかった」として今回初めて札幌で。この3年間に描いた作品を発表。「風に吹かれながら感じることを追いかけている」。実母朱美さんは日本画家。東京工科専門学校卒。1972年東京生まれ。2002年から倶知安町在住。

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静的な情緒と空気感と 『三岸 黄太郎展』

 
 札幌市出身の画家三岸好太郎と節子夫妻の長男で洋画家、三岸黄太郎(1930~2009年)の作品47点とスケッチを中心に好太郎、節子夫妻の作品も展示されている特別展。『もう1人のミギシコウタロウと節子と』をサブタイトルに、親子の作品の違いや共通点など興味深い内容になっている。
 三岸黄太郎は、高校時代から油絵を描き1953年、23歳の時東京・銀座で初個展を開いた。
 作品は、1940年代の『風景』から他界する前年の08年頃の『街』までを歩みをたどるように40点が展示されているほか、黄太郎と好太郎・節子のコーナーも。特に母と暮らした北フランスの地方都市で描いた風景に独得の感性をみせ、詩情がある。
 それまでの線描主体から抜け出たソフトな色彩と空気感である。
 大きな空間構成と静的な情緒。1980年の『夜の散歩道』は木々が幻想のように、『トガッタ家』『街』なども空中に浮き出るように描かれ静寂な余韻が広がっている。
 両親の作品と共に個性が楽しめる。

 観覧料一般600円、高・大生350円、小・中生250円。
 札幌市中央区北2西15、道立三岸好太郎美術館で3月25日まで。

 ◆ 写真は、1980年の油彩 『夜の散歩道』(100号)

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40人が全室に多彩な作品 絵画グループ『かおり』作品展

 
 画家酒井芳元さんが指導している10教室のうち彩華会、芳華会、大通水曜、ちえりあ火曜の4教室の初の合同発表会。総勢40人が水彩画を中心に115点を全室に展示、感性を競っている。このほか、伊藤正信さんが『水彩で描く美しい日本』(日資出版発行)に掲載されている引作家の作品を模写した水彩画も発表。
 「これだけの作品を一度に発表するのは初めて」(酒井さん)で風景を中心に花、人物など多彩。風景は道内各地はもちろん京都、長野、岡山など本州、さらにオーストラリア、チェコ、オランダといった海外も。
 20歳代から80歳でキャリア1年から10年以上。すっきりした空気感の木下眞理榮さんの『倶知安冬景色』、気品に富む前田那章さんの『京都・清水寺』、公園の花をアップした後藤隆之さんの『赤いバラ』…多彩な作品が楽しめる。

 札幌市中央区大通西5、大五ビル・ギャラリー大通美術館で19日まで。

 ◆ 写真は、伊藤正信さんの水彩 『冬景色~室蘭本線車中より』


 P1020399_convert_20120216172530.jpg  酒井 芳元(さかい・よしもと)さん
 10教室で約160人を指導、全国的にも珍しい規模と言われている。4月、5月にも教室展がある。自身も精力的に個展を続け、今年は2月5日に終えたばかり。三字軌会展評議員。東海大学芸術学科卒。1960年倶知安町生まれ。札幌市西区在住。

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色彩豊かに海外、道内の風景 『石岡 剛絵画展』

 
 ヨーロッパと道内風景を中心に明るく生き生きと描いた油彩とアクリル画の作品74点を会場いっぱいに展示、訪れるファンを魅了している。サムホールから60号。
 フランス、ギリシャ、スイス…出展の半数以上が海外風景。主に港や川を中心にした街の風景を広々とした構図で展開している。
 赤、黄、グリーン、白など色彩が鮮やか。しかも勢いのある筆勢でぐいぐいと描き込んでいる。『エーゲ海の海』『モナコ眺望』など大きなスケールが魅力。
 道内風景も鮮やかな色彩。『大雪連邦旭岳』『白鳥大橋』など展望のきいた構図で描き、空気感が広がっている。

 札幌市中央区南1西3、三越9階ギャラリーで13日まで。

 ◆写真は、油彩の『ルツェン湖に朝日が昇るころ(スイス)』(60号)


 P1020418_convert_20120209094624.jpg  石岡 剛(いしおか・ごう)さん
 「色は感じた時による」。描くのも早い。毎年精力的に発表、1998年に芦別市で画業30周年記念展を開いた。芦別市のカナディアンワールド公園に石岡剛の世界美術館がある。武蔵野美大油絵科卒。1945年芦別市生まれ。同市在住。

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大賞は佐藤菜摘さんの油彩 『道展U21』

 
 道展が「若い人材を育て美術界の底辺を広げたい」として15歳から21歳までを対象に開いている公募展。今年で5回目。道教育大学岩見沢校1年佐藤菜摘さん(19)の油彩『まどろもり』(50号)が大賞を受賞した。
 今年は、昨年を上回る796点の応募があり、このうち768点が入賞・入選した。高校生が圧倒的に多い。
 作品は、油彩を中心にアクリル画、水彩、版画、立体作品など多彩。油彩は具象から抽象作品まで幅広い。
 大賞を受賞した佐藤さんの作品は、コラージュも駆使したシュール調で豊かな感性をみせている。
 準大賞・千葉美香さん(道教育大学旭川校)の『なんくるないさー』、道教育長・桶本理麗さん(市立函館高校)の『目に見えぬものは多けれど』などの力作がそろい、若い人たちの意欲が会場に広がっている。
 12日に授賞式が行われる。入場無料。

 札幌市中央区南2東6、札幌市民ギャラリーで12日まで。

 ◆写真は、大賞を受賞した佐藤菜摘さんの油彩 『まどろもり』(50号)


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