~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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世界各地と本道の風景 『石垣渉水彩画の世界展』

 

 ”世界の景色と北海道の風景“をタイトルにエジプト、クロアチアなど海外の風景と道内各地の風景を描いた水彩画点を発表。澄んだ空気感と共に大きなスケールで描き、詩情を漂わせている。昨年3月に次ぐ個展

 「風景を描くことは地球を描くこと」と、2011年に3か月をかけてエジプト、インドなど18か国を回った。そこで改めて感じたことは「風景は地球の一部である」ということだった。

 海外、本道の風景ともすっきりとした空気感。リアル感と共に明るい色調や幻想的な情緒など達者な筆勢で丁寧に描いている。

 フランスの『ヨットハーバーマルセイユ』は、明るく広々としたスケールであり、エジプトの『地平線の彼方』も広大な構図の中にせい静寂感を広げている。十勝の『静寂なぬくもり』はファンタスティック。

 多彩な風景を魅力的に描き上げている。


 札幌市中央区大通西3、道新ぎゃらりーで4月2日まで。

 ◆写真は、十勝の朝を描いた『静寂なぬくもり』



 P1030961_convert_20130329102544.jpg  石垣 渉(いしがき・わたる)さん

 地球一周の船で回りスケッチをしてきた。帰国して改めて北海道の風景のすばらしさを実感したという。初個展は2002年。水彩画教室を主宰。北海道イラストレーターズクラブd、日本イラスト協会、水彩連盟北海道札幌市支部会員。札幌大学卒。1979年北見市生まれ。札幌市豊平区在住。
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深い色彩と大きなスケール 『柴崎 康男展』

 
 「色の強さで奥行を出したい」―。重厚なマチエールによる風景の油彩13点を発表、風格を漂わせている。1992年に室蘭市で、個展を開いて以来通算5回目。札幌市では初個展。
 出展は、海と山を描いた作品。構図と色彩に独特の感性を発揮している。具象ではあるが『暗い港』は、ブルー系を基調に画面の殆んどがひしめく漁船で埋めつくされ、『マストのある風景』も、黒系を基調にし船が重なり合うように描かれている。
 それは、抽象絵画のよう。
 一方、スイスの『マッターホルン』や本道の『昭和新山』など山の風景は、画面いっぱいに堂々とした構図。
 色彩の重厚感と大きなスケール。深い色彩と輝きが魅力でもある。

 札幌市厚別区中央2-5-6-3、デュオ2・5階、新さっぽろギャラリ-で4月1日まで。

 ◆写真は、油彩の『暗い港』 (50号)


 P1030942_convert_20130329111615.jpg  柴崎 康男(しばさき・やすお)さん
 キャリア41年。画家熊谷善正氏(故人)に師事。1991年二科展で特選、05年新道展で佳作賞、09年伊達市芸術文化賞を受賞。室蘭市の日本製鋼所を昨年1月定年退職した。二科展会友、新道展会員。1952年室蘭市生まれ。伊達市在住。
 

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20人が優雅な情緒 『池内流第36回春期池彩展』

 
 水墨画、日本画の美を追究している池内流(池内北天木流師)の今年初の作品展。20人が水墨画を中心に26点を発表、優雅な情緒を広げている。
 池内流師のキャリア75年を筆頭に30年以上が4人など殆んどが10年以上。その技量をいかんなく発揮した作品が、美を競っている。
 風景、花を中心に20号以上が9点、村井竜甫さんの水墨画『爽緑』はさわやかな風が吹き抜け、山田鳳苑さんの『銀潮光波』は波のうねりを大きく展開。
 池内駿天志さんの『昇竜』は竜が元気に動き回り、高田白園さんの『枯れひまわり』は立体感のある構図に個性をみせている。日本画は絹に描かれており色彩が美しい。
 8月には公募展が開かれる。

 札幌市中央区大通西5、ギャラリー大通美術館で24日まで。


 ◆写真は、池内北天木流師の水墨画 『梅朧(うめおぼろ)』(30号)

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6月にロシアで作品展 『サッポロ未来展』

 
 本道出身、あるいは本道にゆかりのある40歳未満の新世代のアーティストが集結する「サッポロ未来展」の12回目の発表。設立当初から“北海道から世界へ”を目標にしていたが、念願かない今年6月26日からロシアのノボシビルスク市で初の海外展を開く。
 今回の12回展には20人が油彩、日本画、水彩、陶芸など70点を出品。モチーフが多彩で個性豊か。道展、全道展、独立展、行動展などで活躍している人が多く青森、東京、金沢、大分県からの出品者も。
 ノボシビルスク市は札幌の姉妹都市。今年開市120周年を迎え各種記念行事が行われる。「未来展」はその記念イベントとして開かれる。
 未来展実行委員で日本画家の谷地元麗子さんは「ロシアは日本ブームであり、京都の絵の具と筆のメーカーの協力も得られたので日本画の指導をしていきたい」と語っている。ノボシビルスク市立芸術センターで展示される。
 「未来展」の事務局がある札幌武蔵野美術学院の高橋伸院長の個展も開かれ、交流を深めている。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで23日まで。


 ◆写真は、展示されている数々の大作

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「生と死」テーマに大作 『川本ヤスヒロ退職記念展』

 
 北海高校の美術部顧問として28年間勤務、今月末で退職する作者が、100号から500号の大作の油彩6点を中心に12点を発表。深い内面性の追及と気迫の筆勢の作品が、退職を飾っている。05年以来の個展。
 画壇に多くの作家を送り出して来た。制作のテーマは『生と死』。しゃれこうべを主なモチーフにリアル感と共に生と死の有り様を問いかけている。
 新たな展開の『繋(つながる)』とベートーベンの『第九』のシリーズは、深いマチエール、動的なタッチ、豊かな色彩で展開、迫力のある取り組み。大作『第九を聞く2人』は、画面に男女の顔、『第九を聞くしゃれこうべB』の背景は真っ赤な色彩などストーリーが込められている。
 『繋』のシリーズは、複数のしゃれこうべを通して親族のつながりを強調している。
 隣室では、北海高校美術部の創部100周年記念展が開かれ、現役、OBら64人の作品が展示されている。

 札幌市中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階スカイホールで17日まて。

 ◆写真は、大作の油彩 『第九を聞く2人』(500号)


 P1030858_convert_20130314110738.jpg 川本 ヤスヒロ(かわもと・やすひろ)さん
 1985年から北海高校で指導。退職後も嘱託として指導を続ける。釧路北陽高校時代から全道展など公募展に入選、大学時代に奨励賞や知事賞を受賞。卒業した翌年の1976年に初個展。以来数多く東京でも。今回の新作は『第九』を聞きながら描いた。全道展会員、石狩美術協会事務局長。道教育大学札幌校美術専攻科修了。1950年釧路市生まれ。石狩市在住。

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バラエティーに富んだ大作 『札幌を彩る21人の美術家たち』

 
 1982年2月にオープンした札幌市民ギャラリーが、今年30周年を迎えた。その記念の美術展。札幌芸術の森美術館と本後新記念札幌彫刻美術館のコレクションの中から21人のアーティストの多彩な作品65点が展示されている。初日の2月23日には、同ギャラリーで「感謝の集い」が開かれ、さらなる美術文化発展の拠点となることが期待された。
 展示作品は一木万寿三、伊藤正、片岡球子、砂澤ビッキら物故作家14人と現在活躍中の阿部典英、國松明日香、伏木田光夫各氏ら7人のバラエティーに富んだ大作。
 特に、物故作家の作品は、改めて存在感を示し、いかに札幌の美術界をリードしてきたかを物語っている。
 札幌市民ギャラリー側では「9割以上の稼働率であり、初めて感謝の集いも開いていただき、札幌市民にいかに愛されているかを実感している」と語っている。
 札幌の美術を彩ってきたアーティストの代表作を楽しめる展示になっている。

 観覧料は一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。

 札幌市中央区南2東6、札幌市民ギャラリーで17日まで。


 ◆写真は、國松明日香さんの作品(手前)と阿部展英さんの作品(向こう側)

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心和む平和な世界 『中島敏文パステル・水彩画展』

 
 目を輝かせて遊ぶ子供、数々の花、窓辺の静物…それらをやわらかい日差しと優しい色彩で描いたパステルと水彩の作品28点を発表。会場にホットな雰囲気を広げている。04年に初個展を開いて以来、今年で10年。
 「憩うような優しい時を過ごして欲しい」―。『優しいひと』をテーマにした作品は、清そで温かい情緒で描かれ心が和むものばかり。
 「冬景色が好きで描く」という札幌市内と近郊の冬の風景4点以外は花の中の女の子、窓辺のバラやアジサイを明るい色彩とさわやかな空気感で描いた作品。
 風に揺れるようなコスモスの中の少女を描いた『コスモス少女』、バラの花びらを水盤に浮かせて遊ぶ少女の『バラの水盤』、あるいは『7月の贈り物』などホットなストーリーをにじませている。作者の優しい目が作品にあふれている。

 札幌市中央区南1西3、さいとうgalleryで10日まで。

 ◆写真は、『涼しい夏』(10号)


 P1030849_convert_20130308102708.jpg  中島 敏文(なかじま・としふみ)さん
 モデルの少女はお孫さん。慈愛が込められ“光”を大切に描いている。小学校時代から絵が得意。岩見沢東高1年の時、道展に入選。札幌でデザインスタジオなどの勤務を経て1982年にイラストルーム・ナカジマを設立して独立。道芸術デザイン専門学校、カルチャースクール講師。1950年岩見沢市生まれ。札幌市厚別区在住。
プロフィール

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『北海道を彩るアーティスト』
絵画、版画、彫刻、工芸、陶芸、立体、書道など各分野で活躍している北海道のアーティストを、写真入りで分かりやすく解説しています。

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