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~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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協会賞は赤石さんの絵画 『第58回新道展』

 

 第58回新道展(新北海道美術協会主催)の応募作品の審査がこのほど行われ、最高賞の協会賞に札幌市南区の主婦、赤石操さん(65)の抽象絵画『Seed 1』が選ばれた。赤石さんは2011年に初出品で入選、昨年は佳作賞を受賞している。
 今年の応募総数は会員も含め469点。このうち187点が入賞・入選した。油彩が圧倒的だが、水彩部門の充実も目立ち、事務局では「年々レベルが上がっており完成度が高い」としている。
 赤石さんの受賞作は、アクリルによる185×184㌢の大作。『Seed』は『種子』の意味で、その生命力を勢いのあるタッチで表現「明るく、よく整理されている」と評価された。
 協会賞以外の受賞者は下記の通り(敬称略)

 ▽新人賞 田中宏弥(札幌) ▽佳作賞 新井千鶴子、宇流奈未、丸藤真知子(以上札幌) 小野勝(帯広) 佐々木武信(池田町) 佐久間博子(浦河町) 高澤葉子(日高町) 田村純也、三浦恵美子(以上苫小牧) 
 ▽新会員推挙 小杉千賀子、鈴木裕子、高梨美幸(以上札幌) 佐藤孝子、高橋清子、中三保子(以上恵庭)

 299点が展示される新道展は、28日から9月8日まで札幌市民ギャラリーで、授賞式・懇親会は9月1日午後5時から札幌すみれホテルで開かれる。



 ◆写真は、協会賞を受賞した赤石操さんの作品『Seed 1』(185×184㌢)



   
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多彩な作品がファン魅了 『書究院展』

 
 書究文化書芸院(山田太虚院長)主催の書道展で連続32回目海外招待作家から書究院学生展の入賞・入選作品を含め、800点を超える大作、力作が展示され書道ファンを魅了している。
 作品は漢字の創作が中心。審査会員で94歳の横山華水さん(釧路)も大作を発表。
 審査の結果、北海道知事賞は平井翠雪さん(札幌)大賞・札幌市長賞は五十嵐太晃さん(同)準大賞は神原純風さん(滝川)東谷美子さん(札幌)が受賞し、書の競作に。
 台湾、中国、韓国の招待作家、招待審査員の島田青丘さん(札幌)立野大秋さん(旭川)山本玉沙さん(小樽)さらに山田院長、山田起雲書究院理事長、そして審査会員、依属作家など多彩な顔ぶれが個性豊かな作品を発表。
 中国の拓本もあり、さらに山田院長が10点の折り帖も発表、ある意味では楽しめる書道展になっいる。

 札幌市中央区南2東6、札幌市民ギャラリーで25日まで。


 ◆写真は、折り帖と山田太虚院長(左側)

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40年来の夢を実現 『小原道城書道美術館記念展』

 
 札幌市のシンボル、時計台の近くに今月1日オープンした小原道城(こはら・どうじょう)書道美術館のオープニング特別記念展。「現代書の巨匠 金子鷗亭の書流展」「中国・漢魏時代の拓本展」「中国清朝を彩る人気書画家・呉昌碩展」を開き、現代書の歴史をたどっている。
 同美術館は一般財団法人北海道書道協会代表理事、財団法人毎日書道会評議員、北海道書道連盟理事長など多くの要職にある書家小原道城氏が開設したもので、私設の書道美術館は、全国的にも珍しいとされている。
 小原氏は、中国を50回も訪れるなど40年にわたって書道の資料や作品を収集。その数は3150点という。「これらを順次発表し、書道を好きになる人を育て、書道文化発祥の拠点にしたい」として開館した。
 同館は4室に分かれ、書道の原点と言われる拓本や木簡、2500年から3000年前のものと言われる裏側が鏡になっている漢鏡など珍しく、しかも貴重なそ作品が展示されている。図書コーナーもある。展示作品は、3ヵ月毎に変えていくことにしている。

 入館料は300円で大学生以下は無料。午前10時から午後5時までで毎週火曜日が休館日。

 オープニング特別記念展は、札幌市中央区北2西2、セコム損保札幌ビル2階、小原道城書道美術館で10月31日まで。


 ◆写真は、小原道城書道美術館の第4室の展示作品

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微妙な心の変化描く 『駒澤 千波展』

 
 日本画に取り組んで12年。2010年に道展の会友推挙になった大作『真昼の訪問者』を始め大小合わせて25点を発表、ストーリー性に富む作品で本領を発揮している。昨年に次いで8回目の個展。
 テーマは長年追求している『境界』。とはいっても物事の境目などではない。“夢とうつつ”“意識と無意識”といった微妙な変化を女性像を通して描き、考えさせている。
 女性像の周辺に羊、ライオン、ウサギ、あるいは魚、草花などを描き現実と非現実的な世界をつくり上げている。作品『ピアニッシモ』は、ひざに猫を乗せた女性が静かに川面を見つめ「新しい方向を探る」という『真夜中のサーカス~出会い~』は、手を合わせる2人の女性の中を魚が泳ぐ…といった独特の世界。
 静的で不思議な情緒を醸し出している。入念な描き込みである。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで10日まで。

 ◆写真は、日本画の『始流』(右)と『支流』(左) =ともに1800×1140㍉=




 P1040326_convert_20130808101746.jpg  駒澤 千波(こまざわ・ちなみ)さん
 テーマの『境界』は大学時代から。在学中に道展で受賞、会友推挙に。06年に初個展。グループ展は数多く9月に小樽市春香町で開かれるハルカヤマ芸術要塞2013にも出品する。道展、北の日本画展会員。道教育大学札幌校大学院美術教育専修修了。1980年美唄市生まれ。石狩市在住。

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自然の生命力生き生きと 『本庄 隆志展』

 
 「かねてから農村に住みたいと思っていました」―。07年に札幌から後志管内倶知安町に移り住んで7年目。“いのちをえがく”をテーマに自然の生命力と空気感に富んだ油彩とアクリル絵の具による大作23点を発表、会場に自然の鼓動が広がっている。昨年8月に次いで6回目の個展。
 「自然の美しさを再発見しました」という作品は、倶知安町の風景、花を大きなスケールで、生き生きと、しかも入念に描き上げている。風景は羊蹄山やアンヌプリを展望する構図を大地の呼吸が伝わってくるような気迫で展開している。
 大作『大地』は真冬の広がりをドラマチックに、『山麓小暁光』は羊蹄山を真正面から堂々と、『花咲くころ』は大木の花が満月に照らし出されるような神秘感…息づく自然の魅力を執ように描き込んでいる。

 札幌市西区山の手7条6丁目4-25、ギャラリー山の手で8日まで。

 ◆写真は、大きなスケールの作品 『大地』(1300×1300)


 P1040311_convert_20130730103307.jpg  本庄 隆志(ほんじょう・たかし)さん
 「厳しい自然の中での植物、昆虫、鳥などの生命力はたくましい。農家の方もすばらしく、アーティストです」。1昨年倶知安高校教諭を定年退職、現在同校非常勤教師。道展で1986年、87年佳作賞、89年会友賞。道展会員。道教育大学札幌校特美卒後教育専攻科修了。1950年函館市生まれ。倶知安町在住。
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Author:chikuwapan
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