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風景の魅力存分に 『関 建治油絵展』

道内各地の四季折々の風景を、明るく、すっきりとした空気感で描いた作品22点を発表。いつもは大作が中心だが今回はサムホールから25号。「私としては珍しく小品です。楽しく描きました」。個展は数多く昨年は余市でも。
札幌、函館、上富良野、積丹、洞爺湖…道内各地の風景を濁りのない澄んだ色彩で心地よく描いている。しかも札幌の『ライラック咲く』からウトロの『オホーツク海明ける』まで四季の表情を丁寧に、優しく描いている。
サブタイトル〝四季の陽射(ひざ)し〟が示すように陽光があふれている。
上富良野の『麦秋の丘』、美瑛の『麦秋』などスケールも大きい。風景の魅力も存分に見せている。
札幌市中央区南1西2、丸井今井一条館8階美術工芸ギャラリーで18日まで。
◆写真は、油彩の『神威岬夏来たる』(6号)

制作は現場主義。マイカーで道内を走り回る。2000年に恵庭市立和光小学校長を定年退職、その翌年白日会展に初出品で入選、札幌で初個展も。今年11月恵庭で初めて北海道現代具象展が開催される。そのための「恵庭に優れた文化を」ネットワーク実行委員長として尽力。白日会会友、絵画グループ穹(そら)主宰。道学芸大学函館校卒。1939年函館市生まれ。恵庭市在住。
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26人が多彩な作品 『北海道陶芸会展』

1968年に創立、今年で46年を迎えた北海道陶芸会(中村裕会長)の作品展。25人が個性豊かに多彩な作品を発表。プロの陶芸家集団ならではの技量と感性を見せ陶芸の魅力を競っている。
「盛夏の中で涼しさを感じて欲しい」という願いを込めた陶芸展で、テーマは『涼』。花器、大小の皿、つぼ、鉢物、茶わん…25人が、それぞれ釉薬や自然釉など独自の手法で仕上げた美しく、あるいは堂々とした造形美の作品を出品している。
会員は30歳代から80歳代。函館、釧路、旭川、名寄、美幌など広範囲。錦織宏さん(札幌)が初出品している。
「市民と交流を深めたい」として6日から8日まてせ会場でロクロの実演を無料体験を実施。さらにテーマの『涼』にふさわしく、9日には茶道裏千家淡交会青年部北海道ブロックの皆さんによる「涼を楽しむ茶会」が開かれる。
札幌市中央区南1西2、丸井今井一条館8階美術工芸ギャラリーで11日まで。
◆写真は、展示されている数々の作品
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自然の魅力生き生きと 『本庄 隆志展』

「自然の営みはすごい」―。札幌市から倶知安町に移り住んで今年で8年。“こころの風景″をタイトルに変化する自然の表情を空気感に富み、生き生きとした筆勢で描いた作品28点を発表。アクリルを中心に水彩やパステルの作品も。
「作品は自宅から見える風景が中心…」で、月夜の羊蹄山を望む『暁光』、広々とした冬景色『山麓の冬』を始め大地から芽を出す生命力を抽象的に描いた作品まで多彩。
自然の中で暮らす実感を深い質感と神秘感を漂わせて描き込んでいる。大作『静なる森』
森閑とした情緒を秘め、『大地の夏』は雄大なスケール。自然の魅力を存分に見せている。
「風景の美しさと抽象性とをどう折り合いをつけるか」と、新たな挑戦も続けている。
季節の移り変わりと共に自然のドラマが描き込まれ、作者の熱い思いが伝わってくる。
札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで9日まで。
◆写真は、アクリルによる『山麓風景』(27㎝×27㎝×8枚)

「都会の暮らしとは全く違う」。農業にあこがれがあったそうで、自ら野菜づくりも。個展、グループ展は数多く今回の個展は3年連続。道展で1986年佳作賞、89年会友賞、90年会員。道教育大学札幌校特美卒後教育専攻科修了。函館市生まれ。倶知安町在住。