~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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感謝の気持ち込めて大作 『益村 信子個展』


 「全く独自のどこかの風景です」。続けている「DANCIG GALXY」(踊る銀河)シリーズの油彩14点とコラージュ、床面いっぱいに表現したインスタレーション(架設展示)を2室に展示「大同ギャラリーで開く個展の総決算です」。一昨年に次いで21回目の個展。
 油彩は100号を中心に大作。「1990年代から取り組んでいる」という神秘感を広げた宇宙空間での心象風景。大画面にギリシャ神殿森や川を思わせる風景、色彩豊かな立体的な構造物が浮く…といった幻想的な世界。入念な描き込みである。
 インスタレーションは横3m×縦6mの大作。星くずを散りばめたような白い”破片″の上にブルーの大小の筒状が競うように林立。生命感と立体感を強調している。
 「森羅万象」をテーマに独自の世界を作り上げている。

 札幌市中央区北3西3、大同ギャラリーで3月1日まで。

 ◆写真は、会場いっぱいに展示されたインスタレーション



 P1060787_convert_20160226102327.jpg 益村 信子(ますむら・のぶこ)さん
 「神からの頂き物かも知れません」。1990年代から”銀河″のシリーズに。インスタレーションは1997年、青森県・亀ヶ岡屋外オブジェ展で大賞を受賞して以来本格的に。初個展は1991年。以来大同ギャラリーでの発表が多いが、大同ギャラリーが3月末で閉館することから感謝の意を込めた個展に。道教育大学岩見沢校卒。1954年岩見沢市生まれ。札幌市在住。



            
 ◇1975年8月開館した大同ギャラリーは、札幌大同生命ビルの建て替えに伴い今年3月末で閉館することになり、美術ファンに惜しまれている。

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地球再生へ熱い思い 『武田京子宇宙シリーズ展』

 
 「美しい宇宙になって欲しい。私の祈りです」―。熱い思いを込めて13年間描き続けてきた宇宙シリーズ25点のうち16点を発表、壮大なドラマを展開している。100号から400号という大作。昨年6月、東京でも個展を開き今回が43回目。
 ブルー、ワインカラーあるいはピンク系の美しい宇宙空間に大小の円形が浮き、その中でアジサイ、コスモスなど多くの花が大画面にカラフルに咲き競うように描かれている。さらに純白の鳳凰も。
 地球再生がテーマ。「天使が愛の光りを運んでくる。今、宇宙が何かを訴えている」と語り、神秘感に富むストーリーを描き込んでいる。
 『次元上昇』『飛翔』『宇宙の愛』といったタイトルの大作が地球の在り方を問いかけている。

 札幌市中央区南1西3、さいとうgalleryで28日まで。

 ◆写真は、大作の油彩『次元上昇』(360号)



 P1060779_convert_20160226102225.jpg  武田 京子(たけだ・きょうこ)さん
 かつては専ら花を描いていたが「20年ほど前から地球に変わりました」。激動と汚染の地球を憂えている。絵筆は1970年からで独学。札幌市中央区に「京子の花画廊」を開いて26年。昨年に続いて多くの写真も発表。道立富良野高校卒。東京都出身。札幌市在住。

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73人が水彩画の魅力競う 『道彩会会員会友展』

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 北海道水彩画会(小堀清純代表)に結集する会員、会友の第35回水彩画展。昨年より多い73人がA、B、C3室にきれいな具象の風景から洗練された色彩の抽象絵画まで多彩な作品を発表、水彩画の魅力をアピールしている。変形10号から40号。
 主催者側は「形や色彩にこだわらず、それぞれが独自に挑戦している」と語り作品は風景、人物、花、静物から抽象構成まで個性豊か。会員55人、会友18人が技量と感性を競っている。
 時計台ギャラリーが出賞している今年で8会目の「みず賞」は、橘弥生さん(札幌)の風景『田園晩秋』に。昨年の道彩展で発表した上品な静物から一転して広々とした風景が空気感を広げている。
 昨年「みず賞」の黄倉和子さん(江別)は森閑とした冬景色、月を描き続けている辺見富美子さん(同)は夜空のロマン、高橋智子そん(札幌)の抽象画は思い切った白の世界など、いずれも発想の豊かな取り組みを見せている。
 9月に開かれる第36回道彩展にどのような力作、大作を見せるのか楽しみである。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで27日まで。


 ◆写真は「みず賞」を受賞した橘弥生さんの水彩『田園晩秋』(40号)

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山水を描いた大作 『杉吉 貢墨絵展』

 
 「本格的に山水を描いたのは、今回が初めてです」。墨の濃淡で描いた縦4m×横4・64mの大作を中心に6点を出品、勢いのある筆の走りで自然の表情、魅力を描き上げている。墨絵の世界に入って30年余。毎年精力的に発表を続けている。
 麻紙などではなく目の粗い薄地の綿織物の寒冷紗にデッサンもせず、いきなり筆を走らせる。「1週間で描いた」という大作は天に伸びるような岩、大小の松や枯れた大木、滝、勢いよく流れる川などを大きなスケールで展開している。どこかの風景ではない。独自の世界を「一発勝負で仕上げる」という感性と筆力。
 動的な筆勢で空気感が広がっている。天井から下げられた大作をバックにギター、馬頭琴、フラメンコといったライブも。大作が舞台美術の役割をも果たしている。

 札幌市西区八軒2条西1、レッドベリースタジオで8日まで。

 ◆写真は山水を描いた大作の墨絵


 P1060754_convert_20160206112006.jpg 杉吉 貢(すぎよし・みつぐ)さん
 元々は油絵。高校卒業後画家を目指して上京、25歳頃から墨絵に。1989年札幌へ、97年から滝川市で制作。踊るダンサーなど動的な作品を多数発表、舞台美術にも取り組んでいる。1985年スペイン、フランス、95年、96年モンゴルへ。長女の結さんは俳優。滝川高校卒。1958年空知管内由仁町生まれ。滝川市在住。
プロフィール

Author:chikuwapan
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