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具象絵画の魅力競う 『第17回グループ環展』

美術団体の枠を超え具象絵画の美を追究しているグループの連続17回目の作品展。油彩を中心に水彩画も含め15人が合わせて30点を発表、初日から大勢のファンが訪れ、今年も1500人を超える人気でにぎわっている。
2000年に「良い絵かきであると同時に人の和を大切にする作家募集団」を目的に第1回展が開かれ、十勝管内鹿追町でも移動展が開かれ、来年1月にも予定される。
メンバーが入れ替わり、第1回展からの出品者は香取正人、中村哲泰、中吉功さんの3人だけ。今回から水彩画家の小堀清純さんが加わった。
中吉さんの幻想的な情緒の『冬の河畔』、藤井高志さんの明るい色彩の『アッシジからの遠望』、青野昌勝さんの広々とした展望の『霧多布の丘にて』といった風影画を中心に女性像を描いた佐藤光子さんの『コスチュームの4人』、枝広健二さんの『冬の日に』などの作品、花をモチーフにした平原郁子さんなど多彩。華やいだ雰囲気である。
今回初めて26日にギャラリートークも開かれる。
札幌市中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階スカイホールで26日まで。
◆写真は香取正人さんの油彩 『石狩河口』(40号)
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最高賞は宇佐美さんの油彩 『第71回全道展』

審査の難関を突破した一般応募作品の入賞・入選作品231点を始め会員、会友の作品243点の合わせて474点の大作、力作が個性豊かな美を競う全道展が札幌市民ギャラリーで始まりファンの心をとらえている。絵画、版画、彫刻、工芸の4部門で一般応募総数は492点だ。
最高賞の全道美術協会賞は、絵画部門の宇佐美さん(67)=根室市在住=の油彩『樹底』(150号)に。宇佐美さんは、これまで3回入選を続けていたが受賞は初めて。「いきなり協会賞とは…」と驚きの表情。
作品は木の根の表情を画面いっぱいに点描の手法で表現したもので事務局でも「これまでにもあまりみられなかった取り組み」と評価している。
絵画部門では新会員、新会友合わせて22人、版画部門では12人、彫刻部門では5人、工芸部門では6人が受賞、工芸部門で福岡県から応募した阿部綾子さんが新会友に推挙された。
18日札幌全日空ホテルで授賞式・懇親パーティーが開かれた。会期は26日までで入場料は800円だが、23歳以下は無料。
◆写真は左側の2点が協会賞を受賞した宇佐美修一さんの油彩『樹底』(150号)