~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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協会賞は光田さんの大作に 『北海道シニア陶芸展』

 
 60歳以上を対象にした北海道陶芸協会主催の第34回公募展。72人から92点の応募があり、北海道陶芸協会賞(道知事賞)は、光田完さん(91)=上川管内当麻町=の作品『試歩半歩』が受賞した。
 応募者の最高齢は93歳で平均年齢72歳。盛岡、名古屋市からも。光田さんは、右半身の不自由を克服、左手で作陶を続けており、受賞作は高さ約1mの立体造形作品。これまでに奨励賞、審査員特別賞を受賞している。
 26日、札幌全日空ホテルで表彰式・交流会が開かれる。協会賞以外の主な受賞者は下記の通り(敬称略)

 ▽最優秀新人賞(札幌全日空ホテル賞)塚谷康子 ▽札幌市長賞 干場輝雄 ▽北海道新聞社賞 松井茂樹 ▽道教育長賞 庄野節子 ▽札幌市教育長賞 芹田典子 ▽土泡賞 畠山久美子(以上札幌) ▽審査員特別賞 辻昌子(登別) ▽STV賞 杉山厚子 ▽北海道火災共済協同組合賞 堀田美子 ▽DCMホーマック賞 八巻正夫(以上札幌)

 札幌市中央区南2東6、札幌市民ギャラリーで27日まで。


 ◆写真は陶芸協会賞を受賞した光田完さんの作品『試歩半歩』=左側
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19人が大作30点 『春陽会北海道作家展』

 
 今年で創立94年の伝統を誇る春陽会に出品を続けている本道在住作家の第28回展。19人が60号から130号の大作30点を3室に展示、個性を競っている。
 折登朱実さんの水彩、アクリルなどによるミクストメディア、鈴木いずみさんの水彩画以外は油彩。札幌在住を始め函館、室蘭などらも出品、具象から抽象絵画の美を追究している。
 佐藤史奈さん(札幌)の『氷の海』は動的な筆勢、安田裕子さん(函館)の『歪んだ影と白い風』は静寂感、小黒雅子さん(同)の『景』は赤の響き合い…それぞれが自己を主張している。
 会員は事務局の折登さんと新出リヱ子(札幌)。春陽会は毎年4月に開かれており、今回の道作家展は、その研究会的な意味合いがあり26日に東京本部・会員奥田良悦氏の作品批評会が行われる。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで26日まで。


 ◆写真は佐藤愛子さんの油彩『雨あがる』(左)『秋気』(右)=共に100号

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多彩で個性豊か 『西郊の杜作家三人展』

P1070332_convert_20161117154053.jpg 
 札幌西区で作家活動を続けている木彫家小笠原み蔵、屋中秋谷、画家植田英さんの作品展。美術団体に属さず精力的に発表を続けている。
 ゴリラシリーズなどユニークな木彫で知られる小笠原さんはトカゲ、豚など動物の作品を始め『樹女といった女性像、さらに『インドの女性』『タヒチの女性』…と個性豊かな作品をそろえ、思わず手に取ってみたくなる。18点。
 屋中さんは大小のお盆、皿。セン、タモなどの木目を美しく見せており、中には樹齢400年というセンの木の大皿も。裏表を自由に使える容器もあり15点。
 植田さんは、キャンバスではなく木綿地に染料、墨、顔料で描く独自の絵画。続けている山頭火シリーズの『山頭火句抄絵』を中心にフクロウ、風景などの作品28点。ストーリーが秘められている。
 共に豊富なキャリア。存在感を発揮している。

 札幌市西区二十四軒4条3丁目3-15、ギャラリー北のモンパルナスで26日まで。


 ◆写真は展示されいる多彩な作品

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早春の風景を雄大に 『池上 啓一油絵個展』

 
 北海道の早春の風景を雄大なスケールで描き続けており、その大作7点を中心にフランスの風景、静物合わせて30点を発表。会場の時計台ギャラリーでは1981年に個展を開いて以来、同時に80歳を迎えた記念展である。
 「何もない北の大地の広がりが好きで…」。1974年の初個展で出品した思い出の石狩・望来の『陽春の丘』以外は早春の残雪の風景。大作の『昭和新山遠望』、北広島の『丘陵への丘』…遥か向こうまで見渡せる早春の風景をコントラスト豊かに雄大に展開している。
 快晴で春の訪れを感じさせる暖かい雰囲気。明るく空気が澄んでいる。
 フランスへは、1998年と2000年に訪れている。出展は17点。離れ島の『モンサンミッシェル』を始め街の表情を描いた『オンフルール』『アビニオンの橋』などを濁りのない色彩で描き、ゆっくり楽しめる。個展は今回で終わりにするという。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで19日まで。

 ◆写真は北広島市の風景『丘陵への道』(100号)


 P1070372_convert_20161117154025.jpg 池上 啓一(いけがみ・けいいち)さん
 20回目の個展。風景は現地で10号までのキャンバスに描く。「今後は、今の取り組みから脱却したい」。道展でホクレン賞、札幌市教育長賞、会友賞。道展、グループ”環”会員。道教育大学札幌校卒。1936年旧樺太生まれ。札幌市豊平区在住。

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震災テーマに27点 『大地 康雄の油絵展』

 
 「自然の恐ろしいエネルギーが人間に襲いかかる災害に警笛を鳴らしたい」―。2011年の東日本大震災発生以来「復興」「希望」をテーマに発表を続けており、今回も「災害からの脱却、人間への愛情を表現した」という強烈な赤を基調にした27点を発表。48回目の個展。
 ″災害のシリーズ”は、額装が菱形なのが特徴。扇型の中央にトルソー(胴体だけの彫像)を配し、真っ赤な色彩で浮き立たせる独特の感性。菱形の額装11点は、作者自身が作った。大作は200号。
 長方形の作品は風景だがやはり赤が基調。『小樽遠望(異変)』『岩内海岸(異常一赤い海)』など災害による自然の変化を表現している。「災害による破壊の怖さだけではなく未来への希望を願って描いた」―。今後もテーマを追求していくという。

 札幌市中央区南1西3、さいとうgalleryで13日まで。

 ◆写真は200号の『大震災の象徴(方舟の女神)』


 P1070364_convert_20161110153819.jpg  大地 康雄(おおち・やすお)さん
 「人命救助と復興を願って取り組んでいます」。これまでに「人間模様」「扇図絵巻き」シリーズなどを発表。1965年盛岡市で初個展、以来個展、グループ展が多数。全道展で奨励賞、独立展で新人賞、奨励賞、独立賞、特選。独立展、全道展会員。岩手大学美術専攻卒。1938年後志管内岩内町生まれ。札幌市手稲区在住。

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大作中心に34点 『香取 正人展』

 
 「これほど多くの作品をそろえたのは初めてかも」―。透明感に富み、大きなスケールで風景を描くことで定評があり、今回も小樽、石狩、札幌、滝川など道内各地の四季を描いた30号から120号の油彩の大作12点を中心に34点を発表。会場の時計台ギャラリーだけでも2000年以来9回目の個展。
 2000年の小樽の風景を描いた作品から新作まで多彩。重厚なタッチから明るく快晴の風景まで幅広い。濁りのない色彩、生き生きとした筆勢、空気感が魅力。
 北広島の冬景色『北の街』は快晴、小樽の『黄色い橋』『埠頭』は奥行きと立体感、重厚なムードの『道南の漁村』、後志管内島牧村の『弁慶岬』…臨場感に富む光景を自由自在といった感じで描き上げている。
 道内各地をスケッチで回る。筆とナイフ、大作はハケも使って描く。「今回で個展は一旦休み、作品作りに専念したい」としている。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで12日まで。

 ◆写真は北広島市の風景『北の街』(120号)


 P1070361_convert_20161110153723.jpg 香取 正人(かとり・まさと)さん
 キャリア60年以上。個展、グループ展は数多く、個展は1983年東京でも。新道展の事務局長を1999年から2002年、さらに06年から14年まで務めた。スキー、ゴルフ、空手…とスポーツマンでもある。新道展、グループ”環“会員。アトリエ金曜会講師。道教育大学札幌校卒。1936年札幌市生まれ。同市西区在住。

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55人が大作93点 『第10回北海道現代具象展』

 

 「現代日本の絵画の今を北海道で展開したい」―。2007年に本道在住と道外の招待作家、特別招待作家の24人による第1回展が開かれて以来今回で第10回展。第1回展からの招待作家と今回展の招待作家31人と具象展の実行委員24人の合わせて55人が93点を出品、ファンを魅了している。
 1991年に北の現代具象展としてスタート、02年から具象の新世紀展に衣替え、その後現在の名称に変わり25年の歴史を重ねた。
 展示されている93点は油彩を中心に日本画、水彩、ミクストメディアなど多数。しかも吉川聡子さん(札幌)の日本画は、194×520・2㎝サイズを4枚組み合わせるなど大作が壁面を飾り美の競演に。
 招待作家は、日本を代表する具象作家で中でも笠井誠一、野田弘志氏は第1回展からの出品者。
 実行委員会では「著名作家の展覧会は東京での開催は難しく北海道だからこそ出来た」と語り10回展を区切りに今回で終了するという。三越9階ギャラリーで小品展も開かれている。
 15日から神田日勝記念美術館を皮切りに室蘭、深川、千歳市で開かれる。

 札幌市中央区北1西17、道立近代美術館で8日まで。

 ◆写真は展示されている多彩な大作

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パステルで「さくら」シリーズ 『佐藤 泰子展』

 
 元々は油彩だったが、パステルで描き続けてほぼ26年。専ら桜をモチーフに大作を発表、今回は2009年に自選展を開いて以来会場の時計台ギャラリーでは7年振りの個展。「2009年からの歩み」として120号2点を組み合わせた作品と120号の大作14点を中心に36点を出品。
 『さくらさくら』のシリーズ。1988年にアトリエの窓から満開の桜を見て感動したのがきっかけ。ピンク、グリーン、黒系の大きな空間に桜が風に舞うように心象的に美しい色彩で展開されている。『天空に舞う』『つり上げるさくら』…花びらが描かれている訳ではないが風になびく情景が目に浮かんでくる。
 ポスターカラーで下地をつくり、水をかけ、しっとりとした状態でパステルで描くという取り組み。ソフトな色彩のコントラストが魅力的だ。

 札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで5日まで。

 ◆写真はパステル画の『天空に舞うさくらさくら』(120号)


 P1070327_convert_20161103100459.jpg 佐藤 泰子(さとう・たいこ)さん
 「基調は白黒で、いかに究極の白を求めるかです」。桜を見て2年くらいは感動で描けなかったという。1961年に自由美術展に初入選以来55年。73年佳作作家、03年自由美術賞。北海道の美術「イメージ動」など多数出品。個展も30回以上。自由美術協会会員。女子美術大学短大部卒。1936年空知管内雨竜町生まれ。札幌市在住。
プロフィール

Author:chikuwapan
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