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色彩豊かな抽象画 『亀井 由利小品展』

抽象絵画ひと筋。毎年精力的に発表を続け、今回の仕事始めには色彩豊かな新作14点を発表、意欲を見せている。30号から0号。油彩。
「初日の出と凧のイメージです」。新春にふさわしく色鮮やかな赤を中心に白、ブルー、グリーンが、はじけるように展示されいる。白の中にグリーンが広がる、赤を中心に白、ブルー、赤がぶつかり、響き合うように描かれている…どの作品も生き生きとした筆勢。新春の意気込みが伝わってくる。
“筆勢”とはいっても筆が描くのではない。絵の具をたらし、吹き付けるようなドリッピングの手法。それを入念に繰り返し独自のアートを確立している。
“赤の世界”の中で1点だけ30号のモノクロ調の作品が。やはり動的な表現で内面性を追究している。
同じ会場の2階で新道展会員、赤石操さんが初個展を開いている。
札幌市北区北8西1、石の蔵ぎゃらりぃはやしで15日まで。

個展、グループ展は数え切れない。今年も代表のバックボックス展、新道展を始め個展が予定されている。2017年には室蘭市自選展を開いた。新道展で佳作賞、室蘭美術協会展で市長賞など受賞。新道展、日本美術家連盟会員。室蘭栄高校卒。1952年室蘭市生まれ。札幌市在住。
◆写真は油彩の『奴凧』(4号)
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花、風景中心に28点 北日展新春会員展

誰もが出品展示できる無審査の日本画の公募展を掲げている北海道日本画会の会員有志7人の作品展。新春展を開くのは初めて。花、風景を中心に合わせて28点が展示され新春を飾っている。
北日展は、2013年に第1回展を開催以来毎年開き、今年の第7回展は9月18日初日を予定している。
今回の新春展には一昨年北日展賞を受賞した宮中裕子さん、昨年受賞した小川佐世子さん(共に石狩管内当別町)が新会員として5点ずつを出品している。
具象の美が基調。アサガオ、アジサイ、ハマナス、ポピーといった数々の花のモチーフを中心に美しく描いている。岩見沢市の四十九ウタ子さんも花の作品を出品。
新春会員展とは別に、北日展会長の新田志津男さんが、隣室に60号から80号の日本画の大作11点を出品、存在感を見ている。中でも墨絵の『雪解け間近』(60号)は、独得の情緒を広げている。
札幌市中央区南1西3、さいとうギャラリーで13日まで。
◆写真は小川佐世子さんの日本画『静寂』(8号)