~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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『段ボールを独自のアートに』 ~ひろ・くわおり暖ボールアート展~

  『段ボールを独自のアートに』

~ひろ・くわおり暖ボールアート展~

 「脇役的な素材の段ボールに光を当てて暖かい風を吹き込む作品にしたい」―。どこにでもある段ボールに絵を描いた 『段ボールアート』 を独自に確立して7年目。一昨年4月に次いで6回目の今回の個展でも風景、花、人物を描いた作品18点を発表、本領を発揮している。
 「全国的にもこのような作品を発表している人は他にいない」―。不用になった段ボールを版画と描く技法で独学で確立した独自のアート。段ボールの表面をカッターナイフで切り、そこに「出来るだけ色を使わない」ことを基本に白の修正インクと黒のポスターカラーで彩色、場合によってはアクリル絵の具も使って作品を作り上げている。
 比較的カラフルで花を描いた 『雪と花と蝶』 といった作品もあるが、基本的にはモノトーン調。しかも冬景色が多い。
 樹齢780年という札幌市南区小金湯にある雪をかぶった桂の木を描いた 『黄金湯の赤い月』、角巻き姿の老いた母を描いた雪の中の 『夢みる初春』 など、作者の温かい思いやりを感じさせる。6号から10号クラスが中心で軸装スタイルの作品も。
 札幌市中央区大通西13、札幌市資料館ミニギャラリーで24日まで。

 ◆写真は、葛飾北斎の絵をアレンジした作品


 ひろ くわおりさん
 03年から暖ボール画家を目指し、翌年に札幌で初個展。07年に名古屋で開き、今年4月には初めて東京での開催が決まった。「版画ですかとよく聞かれる」そうで「世界に広めたい。イメージがわいたら一気にカッターで切っていく」。勢いが大切だという。昆布と昆布を素材にした調理品を販売している 『こんぶ屋』 のオーナー。05年に出版した 『昆布ものがたり コンブに賭けた第二の人生』 が新風社(東京)のノンフィクション部門で最優秀賞を受賞。06年に昆布巻きで、道から『北海道らしい食づくり名人』の認定を受け、講演会活動も多い。本名桑折広幸。1950年日高管内えりも町生まれ。札幌市中央区南12条西15丁目2の2。

(美術ジャーナリスト  五十嵐 恒)

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