~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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孤独感、存在…内面性追求 『川上 直樹展』

 
 風景を描き06(平成18)年に初個展を開いた油彩から09年以来、孤独感や跡地という概念で内面性を追求した近作の心象作品25点を発表。50号から120号が9点という意欲的な取り組み。森閑とした余韻が広がっている。通算7回目の個展。
 「これまでの制作の区切りにしたい」―。広大な構図の風景の作品から一転して悲しみや苦悩から立ち直り新たな生命、存在感を追求した大作に取り組んでいる。
 背景に多数の子どもが犠牲になった昨年の大震災の衝撃、07年に両親を相次いで失った悲しみがある。
 作品『跡地…潮の記憶』は崩れた壁面を背景に白い少女の幅子、『二度目の夏(F町にて)』は広々とした空間にザクロやハス…残されたものの孤独感と存在感が強調され「今後どうする」と訴えている。
 深いマチエール。入念な描き込み。作品集も発刊した。

 札幌市西区山の手7-6-4-25。ギャラリー山の手で28日まで。

 ◆写真は、油彩の『跡地…国境地帯』(100号)


 P1030266_convert_20120816103334.jpg  川上 直樹(かわかみ・なおき)さん
 テーマは「存在の余韻」。「対象物と向き合い感じたことを描くことは、結果的に私の内面を見つめることです」。08年から道展に入選、09年一線美術展で新人賞、10年会友に。札幌東高から78年に中央医療技術学院放射線学科(東京)卒。道立心身障害者総合相談所医務課主査。1953年札幌市生まれ。同市手稲区在住。
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