~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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『郷里の自然を雄大に』 ~福井 路可洋画展~

 『郷里の自然を雄大に』

~福井 路可洋画展~

 道教育大学札幌校時代の1980(昭和55)年に国展(国画会展)に初入選以来30年、制作の拠点を08(平成20)年に室蘭から東京に移して2年―。ふる里である胆振管内穂別町(現むかわ町)の厳しくも美しい自然を原点にしたスケールの大きな作品22点を発表。3号から100号。札幌での個展は、05(平成17)年以来だが個展、グループ展は数多い。
 作品は「取り組んで10年くらい」というミクストメディア。パネルに目の粗い布地を張りアクリル絵の具で描くほか、バーナーで焼いて黒く焦がした板も使うなど独自の画風を確立している。
 その作品は風、雨、海など自然の響きが広がるような光景を深いマチエールと明るい色彩で展開した心象の世界。作品『海の景―09・7』(100号変形)は、ややワインカラー調のブルーが広々と広がり、『風の景』(40号)は、大地に降る雨の音が響いてきそう。
 画面に焦がした板を十字状にクロスさせて立体感を作り上げているのも特徴。
 ドローイングによる裸婦像の大作2点もあり、自然の鼓動と生命力が洗練された色彩で強調されている。
 札幌市中央区南1西3、三越9階ギャラリーで3月1日まで。

 ◆写真は、広々としたスケールの作品『海の景―09・7』(100号変形)

 P1000154_convert_20100225164113.jpg  ふくい るかさん
 色彩が年々スマートに。「色彩が明るくなったと言われています。」国展で1990(平成2)年国画賞、92年 I・W賞、93年 T・Y賞、94年奨励賞、99年会友優作賞。全道展で1981(昭和56)年から84年まで連続奨励賞、85年に40周年記念賞、92年会友賞。03年には第22回損保ジャパン美術財団選抜奨励展で損保ジャパン美術賞も受賞。4月の国展には300号の大作を出品する。国画会、全道展会員、文化女子大学教授。1959年胆振管内穂別町(現むかわ町)生まれ。東京都町田市鶴川1の25の50、アステル102。

(美術ジャーナリスト  五十嵐 恒)

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