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ホットな情緒の多彩な作品 『渡辺 一夫展』

「形は変わっても幼い頃の影響は大きい」―。少女やかわいい動物、花。音楽の世界などをモチーフにした多彩な作品を発表、ホットな情緒の木彫の美が訪れるファンの心を捉えている。立体彫刻とレリーフ50点。今年も全国各地での個展、グルーブ展を予定、今回はその仕事始め仕事初め。
2011年に道立釧路芸術館で「木彫家を志して45年展」を開いており、キャリアは50年近い。「心に響く作品…」を基調に、ストーリーを秘めた具象彫刻を発表し続けている。
その作品には音楽があり、語らいがあり優しさ、寄り添いがあり、ほのぼのとした温かさが秘められている。
3人の女の子が歌うような『ずーっといっしょに』、子供、犬、花の『楽しい仲間』、犬を連れて散歩する2人の少女や寄り添う2羽のフクロウ…『獅子頭』『立ち雛』といった作品もあり、優しさ、温かさが心に響いてくる。
札幌市中央区北5西7、大丸札幌店8階美術画廊で13日まで。
◆写真は立像の『小枝の2人』(高さ70㎝)

木彫は独学。「休んだのは元日だけです」。シナ、カツラ、ニレ、洋材のチーク材などを使用、音楽を聴きながら制作。2012年に開廊した「木の響ギャラリー」にはファンが本州からも。今年も福島市を始め全国各地で個展、グルーブ展がある。96年に釧路郷土芸術賞を受賞。1948年釧路市生まれ。同市在住。
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コメント
ベースと蓄音機
20年くらい前に、家族で北海道旅行に行った時に、大丸の美術コーナーで、渡辺さんのベースと蓄音機のレリーフを購入させて頂きました。
今もお店に掛けさせてもらってます。
今もお店に掛けさせてもらってます。
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