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具象絵画の魅力存分に 『藤井 高志展』

1978年に全道展に初入選以来37年。精力的な取り組みを続けており今回も150号の大作3点を中心にサムホールまで45点を発表。濁りのないスマートな色彩と執ような描き込みで具象絵画の魅力を見せている。今年2月に次ぐ個展。
″自分の記録あるいは記憶”をサブタイトルに出展は風景、人物、静物、花と2013年から14年にかけてイタリア旅行をした時の作品など多彩。大作には、ストーリーが込められている。
風景は空気が澄み、大きなスケール。しかも単なる風景ではない。大作『少年の日(秋)』は木橋のたもとに少年が横たわり、『旅の始まり』は少年の背後に古い木造の校舎、『犬のいる風景』は、広々とした風景の中に1匹の犬…入念な描き込みで郷愁と深い思いが秘められている。
イタリアの風景はスマートで色彩が洗練されている。
札幌市中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで5日まで。
◆写真は油彩の『少年の日(秋)』(150号)

1979年から全道展で奨励賞、蒼騎展で蒼騎会賞など多数受賞。1984年から実父の正氏と7回父子展を開催。グループ櫂展、具象の新世紀展、グループ環展など多数に出品。「新しい方向を探るため個展はしばらく休む」という。全道展会員、蒼騎会道支部長。北見工大開発工学科卒。1953年空知管内浦臼町生まれ。北広島市在住。
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コメント
お礼
いつもまっ先に会場に来ていただいて、詳しく取材し、わたしども作者のなかの気持ちを引き出すとともに、これからの制作のエネルギーをも引き出して頂き、感謝に絶えません。ありがとうございました。
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