~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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現代社会に目を向けた大作 『野又 圭司展』

 


 立体造形作品を発表し続けてほぼ30年―。今回は「脱出―困難な未来を生きるために」をタイトルに舟を形取った全長5mの最新作を含め大作8点を出品、制作への熱い思いを見せている。個展、グループ展は数多く、大作ばかりをそろえたのは2008年の北見市での個展以来。
 「経済的な価値観がすべてに優先し、それが人の生き方を支配している」と、社会的なテーマを基調に立体造形のインスタレーションを発表、現代社会の批判を強めている。「大作は、1年に1点作るのが精一杯」で、今回は1997年制作の『無力の兵器』から今年制作の『EXODus(脱出)』をそろえた。
 木、銅、ガラス、石こうなどで作り上げた大作は精密で、現代社会の在り方を鋭く批判している。作品『脱出』は、稲穂を積んだ木造の舟が経済支配から新天地を求め脱出する姿であり、08年制作の『遺跡』は高層ビル群の周囲に無数のテントや小屋が散在し貧富の格差を強調…など現代を鋭く見つめている。


 札幌市中央区宮の森4-12、本郷新記念札幌彫刻美術展で12月4日まで(月曜休館)。


 ◆写真は全長5mの大作『EXODus』


 P1070252_convert_20161014151244.jpg 野又 圭司(のまた・けいじ)さん
 2000年から旧栗沢町の過疎化が進む村落のアトリエで制作を続けている。出展の大作は2㌧トラックで2往復した。北大在学中の1988年に新道展で協会賞、07年に道銀芸術文化奨励賞を受賞。個展、グループ展は滝川、夕張、函館などでも。北大文学部哲学科卒。1963年函館生まれ。岩見沢市在住。
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