~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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『生命』基調に大きなスケール 「工藤 悦子個展」

 
 「作品のタイトルは変わってても描くテーマは一貫して『生命』です」―。1992(平成4)年の初個展以来、隔年で発表を続け今回が10回目の個展。2008(同20)年以来続けている『悠久の華』シリーズの大作6点を中心に14点を展示、神秘感を広げている。
 絵の具を何層にも重ねて入念に下地を作る。「下地が出来たら50%は完成です」。その明るいベージュ系の空間に大小の花びら、あるいはチョウの羽のようなフォルムが重なり合い、うごめくように描かれている。しかも、その中に黄色系の球体がいくつも浮いている。
 横5・20㍍×縦1・94㍍という大作が壁面いっぱいに広がり、さらに100号3点がセットで1点のように、その他50号、30号が展示され、会場全体が宇宙のドラマのような印象を与える。
 うごめき、重なり合う花びら状が強い生命力を強調している。しかも色彩が美しい。花びら状は、デカルコマニーの手法で表現しており、微妙な変化が魅力でもある。
 スケールの大きな作品である。
 札幌中央区北1西3、札幌時計台ギャラリーで26日まで。

 ◆ 写真は100号3点セットの油彩『悠九の華』



 P1000694_convert_20100624211016.jpg  工藤 悦子(くどう・えつこ)さん
 「初個展以来20年になります」。絵の特別な師はいない。独学。「下地を作り上げるのが大変ですが、その間にいろいろとイメージがわいて来ます」。元々はブルー系が基調で今回も小品はブルーの作品がある。「またブルーで描きたい」。昨年11月、札幌美術展『真冬の花畑』(芸術の森美術館)に出品、今年は8月に新道展、9月に主体展がある。主体展で1994年、96年、97年に佳作作家。新道展で89年、90年、93年佳作賞、01年に札幌時計台文化会館から『かおる賞』を受賞。主体展、新道展会員。1942年旧樺太生まれ。江別市在住。
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