未分類
80歳の記念展 『川西 勝展』

本格的に絵筆を手にして50年、そして80歳を迎えた記念展。油彩の100号2点を合わせた大作など11点を中心に46年前に色紙に描いた水彩画まで48点を出品、歩みをたどっている。札幌での個展は3回目。
小品の具象から心象構成。「描いて10年くらい」という抽象絵画まで幅広い。心象作品は女性像を中心にした優しい情緒。
100号、80号といった大作は抽象構成。『有為転変』『灯り』などの新作は黄色、白、黒といった明るい色彩が響き合うよう。円状の周囲につながりを構成するなどストーリーが秘められている。濁りのない明るい色彩で心地よい。
「シンプルな形の中に何かを閉じ込めたい」と語り、リズミカルな構成である。
札幌市東区本町1条1丁目8-27、茶廊法邑で28日まで。

滝川、砂川、岩見沢市で数多く個展。空知管内で40年間教職に。新道展で札幌市長賞、札幌市教育長賞、道教職員美術展で特選、奨励賞など受賞。新道展会員。道教育大学岩見沢校卒。1938年美唄市生まれ。札幌市在住。
◆写真は油彩の『灯り』(100号2点の組み合わせ)
スポンサーサイト