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協会賞は花輪さんの大作に 第93回道展

第93回道展(北海道美術協会)が始まり入賞・入選作品、会員、会友、この1年間に亡くなった方の遺作4点の合わせて555点が、芸術の秋を飾っている。最高賞の美術協会賞は、道教育大学札幌校准教授の花輪大輔さん(45)=札幌市=の彫刻『意志』に。
日本画、油彩、水彩、版画、彫刻、工芸の6部門に油彩の221点を始め合わせて419点の応募があり255点が入選した。応募は19歳から96歳と幅広く、水彩画で新人賞を受賞した斎藤誠さん(札幌市)は74歳だった。
花輪さんの受賞作は円形状の立体造形作品。水溶性アクリル樹脂、鉄粉などの素材で高さ195㎝という大きなスケール。初出品以来、4年連入選で今回大賞に。「大きなスケールとボリューム感があり、動きのバランスやシャープな構造が絶妙でてある」と評された。
事務局では「出品者の年齢が幅広く、各部門とも熟練した技術を生かした作品が多くバラエティーに富んだ内容になっている」と語っている。
佳作賞は29人、新人賞と会友賞は、ともに11人が受賞した。
25日と11月1日は観覧時間を2時間延長するギャラリーナイトが行われ、胆振東部地震復興支援などのチャリティー展が開かれている。
札幌市中央区南2東6、札幌市民ギャラリーで11月4日まで。その後釧路、帯広、北見市で移動展が開かれる。
◆写真は、協会賞を受賞した花輪大輔さんと作品『意志』
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