~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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ホットな情緒の木彫り70点 『渡辺 一夫木彫展』

 
 スマートでロマン、そして哀愁を漂わせた造形美に定評のある作者が、今回もレリーフ、立像など約70点を発表、会場にホットな情緒を広げている。釧路市在住で毎年札幌で発表しているほか、今年は既に福岡、鹿児島のデパートでも個展を開いた。
 風、音楽、駅、旅、少女、鳥…多彩なモチーフ(主題)の作品が、壁面と台座に展示されている。日本画の顔料や作者独自の顔料が使われている作品もあるが、基本は無彩色。
 それら作品には、ほのぼのとした温かさ、会話そして深い内面性が秘められている。
 窓辺の光景の作品『少女とネコ』、めがねをかけた犬の『よく来たな!』などは思わず笑を誘い、一家4人が音楽会を開いているレリーフ『ファミリーコンサート』、横笛を吹く少女の『風の調べ』などは心和む作品。
 作者は音楽を愛し、旅も好きである。路上でバイオリンを弾く男を彫った『街角』、老人が駅で傘やかばんを置き新聞を広げている作品『駅』には哀愁が込められている。
 ニレ、シナ、セン、カツラなどを素材にキャリア40年の力量が発揮されている。
 札幌市中央区大通西5、大五ビル、ギャラリー大通美術館で8月1日まで。

 ◆ 写真の作品は、立像の『南風』(高さ63㌢)


 P1000763_convert_20100729104707.jpg  渡辺 一夫(わたなべ・かずお)さん
 1982年釧路で開いた個展を皮切りに東京日本橋三越本店など全国各地で発表。札幌では10月に定山渓ぬくもりの宿ふる川でも。木彫は殆んど独学。アーティストを目指して上京中に木彫家で日本芸術院会員だった故平櫛田中氏の作品を見て感銘したのがきっかけ。近年は相次ぐ作品の発表で制作に追われている。代表作は旅シリーズの『駅』。1996年釧新郷土芸術賞を受賞。クラッシック音楽を聴きながら制作している。1948年釧路市生まれ。釧路市在住。
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