~北海道で活躍している作家さんたちを紹介しています~  五十嵐 恒

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生き生きとした抽象絵画 『亀井 由利小品展』

 
 「生きるエネルギー」「魂」をテーマに生き生きとした筆勢の抽象絵画を中心に15点を発表。毎年精力的な取り組みを続けており、新春の個展だけでも連続5回目。サムホールから20号。
 油絵の具とアクリルを駆使、ぐいぐいと描き込んでいる。モノトーン調を基調にした『雲上の星』シリーズは、黒の空間に“白い星”が競い合うようにびっしり描かれ、気迫が伝わってくる。
 ブルー、グリーンの空間に真っ赤な色彩がうごめく抽象構成は、コントラストが鮮やか。その「赤」が情熱的であり、赤い花びんに白い花を思わせる具象的な作品は生命力が強調されている。
 絵の具を重ねる、ドリッピングを…という手法を繰り返し重厚なマチエール。銀箔を使った作品も。語りが秘められている。

 札幌市北区北8西1、石の蔵ぎゃらりぃはやしで9日まで。



 DSC01522_convert_20180105094842.jpg  亀井 由利(かめい・ゆり)さん
 昨年6月、郷里室蘭市で35点をそろえた自選展を開いた。25歳で二科展に入選以来40年の節目の個展だった。1995年の初個展以来個展、グループ展は数え切れない。今年も4月にグループ展、6月と10月に個展がある。1997年新道展で佳作賞。新道展、日本美術家連盟会員。室蘭栄高校卒業。1952年室蘭市生まれ。札幌市在住。


 ◆写真は油彩の『雲上の星』(20号)

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72人が思いを込めて 『ゆく年くる年´17~´18展』

 


 この1年を振り返り、迎える新年に思いを―。今回で23回目の企画展に本道在住のアーティスト72人が個性豊かな作品を発表、楽しい展示に。50×50以内のサイズ。
 油彩を中心に日本画、水彩、版画、金工、陶芸など多彩。今年の新道展で協会賞を受賞した水高和彦さん(恵庭)、道彩展代表小堀清純さん、新道展事務局長後藤和司さん、道展会員安栄容子さん(以上札幌)ら7人が初出品。阿部典英・美智子さん(小樽)夫婦も。
 具象から抽象まで幅広い。野崎嘉男さん(岩見沢)の立体作品『鏡もち』、泉修次さん(札幌)のおみくじを引くことができる『開運おみくじ』から少女が犬を抱き上げて顔を寄せる福島靖代さん(同)の油彩の『ようこそ』のように来年のイヌ年にちなんで犬を描いた作品も多くホットなムード。 会場に心和む雰囲気が広がり「2018年も明るい年であるように」と願う思いが伝わってくる。



 札幌市中央区南1西3、さいとうgalleryで新年1月7日まで(ただし、25日、29~31日、元旦は休廊)。


 ◆写真は日本画家中野邦昭さん(札幌)の作品『子犬』

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ストーリー秘めた32点 『モリ ケンイチ個展』

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 「イブの林檎」をテーマに少女や子供がリンゴを手にしていたり、木にリンゴがいっぱい実をつけているなどの油彩32点を発表。その殆どを3週間程で描いたという取り組み。今年だけで5回目の個展。3号から130号。
 「リンゴは人生の果実。つまり存在の意味であり愛であり楽しみであり、喜びや悲しみを暗示している」と語り、広々とした大地、自然を背景にした少女や真っ赤なリンゴが語りかけるように入念に描かれている。少女は、仏像のように一見無表情。だが何かを訴えている。
 少女は、真っ赤な衣装。「キリストの衣装の色は赤と青だった」そうで西洋や東洋といった“垣根のない世界”を強調しているよう。
 大地から大木や草木が繁り生命力も伝わってくる。描く基調は具象だが心象の世界。濃密な描き込みでありストーリーが秘められている。

 札幌市中央区南1西3、大丸藤井セントラル階スカイホールで24日まで。


 DSC01505_convert_20171222110621.jpg  モリ ケンイチさん
 「敷居を取り払った描き方です」。毎日描いている。2002年から6年間パリに留学。11年、13年に北の大地ビエンナーレで佳作賞。全道展13年、14年奨励賞、15年には70周年記念賞。個展はパリ、東京でも。ベルサイユ美術学校絵画科卒。全道展会友。1969年札幌市生まれ。同市白石区在住。


 ◆写真は油彩の『門』(100号)

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陶芸家3人が80点 『動物たちのクリスマス展』

 
 「動物のより良い生き方を考えよう」をテーマに札幌市在住の陶芸家3人が「クリスマスにちなんだ愛らしい動物を」と約80点を展示、ほほえましくホットな陶芸展に。昨年に次いで2回目の作陶展。
 3人は香西信行さん(もみじ窯)石川直子さん(霜月窯)桜井実奈子さん(桜花窯)。香西さんは毎年個展、グループ展で穴窯による作品を発表している。
 今回の動物シリーズは、来年のイヌ年にちなんだ犬を始めヒツジ、猫、ゴリラからトカゲ、フグなど多彩。それらがサンタクロースの赤い帽子をかぶっていたり、リボンを結んでいたり…高さ2㎝程から約25㎝のかわいい作品ばかり。思わず手に取ってみたくなる。作陶の多くは、手びねりの手法。
 売り上げの30%を公益財団法人北海道盲導犬協会に寄付することにしており、香西さんは「来年も開きたい」と語っている。

 札幌市中央区大通西4、道銀本店ビル・らいらっくぎゃらりぃで17日まで。


 ◆写真は数々の動物の焼きもの 

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「よき言葉」34を発表 阿部 和男書道展



DSC01446_convert_20171215153140.jpg  小児科医の作者が「よき言葉とともに」をタイトルに34点をそろえた初個展。「古希を1年過ぎたが、心を新たに誠実に希望をもって歩むために」と開いたいわば古希記念展。「ほぼこの20年間に書いた旧作、新作」という。
 作品は、調和体の漢字とかな。額装を中心にびょうぶ、折り状も。「宗教、哲学、文学、随筆など膨大な読書量の中から“よき言葉”を選び、自分を支えてくれるよう折りながら書いた」という大作、力作。
 それは最澄、空海、良寛、武者小路実篤から旧約聖書、マザーテレサの言葉など幅広い。「幸福が訪れたらそれを楽しめ…」「慈愛の心をおこし…」「その日の苦労はその日だけで…」といった“心の琴線に触れた言葉”の集大成である。
 濃墨、青墨で心地よく筆を走らせている。「私は書家ではない」と語るが、訪れるファンを魅了している。

 札幌市中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階スカイホールで3日まで。

 DSC01453_convert_20171215153305.jpg 阿部 和男(あべ・かずお)さん
 阿部小児科院長。小学校時代に書家藤根星洲氏の塾に通ったが、1990年から書道を再開。師は神戸市の書家故山口南艸氏。読売書法展、書道わか葉会長、書道草心会北海道展に発表してきた。和加子夫人も書家でわか葉会を主宰。読売書法会会友。北大医学研究科修了。1946年夕張市生まれ。札幌市南区在住。
プロフィール

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『北海道を彩るアーティスト』
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